内容説明
2002年11月に日米で株価が先行的に下落、2003年に大不況に突入、アメリカに引きずられる形で10年間の低迷が始まる―バブル崩壊後の長期不況予測の実績を持つ著者の衝撃の分析。
目次
プロローグ エコノミスト、アナリスト総崩れ
第1章 景気・株価予測の秘訣―テクノ・ファンダメンタル分析
第2章 戦後日本の“株高神話”の崩壊
第3章 戦前バブルの発生と崩壊
第4章 ニューヨーク株の暴落と世界大恐慌
第5章 景気と株価はいつ回復するか
第6章 ヘゲモニー・サイクル
エピローグ 二一世紀の世界と日本
著者等紹介
松本和男[マツモトカズオ]
1930年生まれ。一橋大学経済学部卒。日本経済新聞社勤務の後、大井証券(後の和光証券、新光証券)入社、和光証券常務、和光経済研究所副社長。退職後、一橋大学講師、愛知学院大学教授。現在、資本市場フォーラム代表幹事
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
88
経済予測に関する話が多く私のフィーリングには合う感じがしました。経済循環論をもとにしての予測のようで、シュムペーターの理論などについて述べられているところもあります。1990年代の当時の予測についてのほかの人々との比較を書かれています。官庁エコノミストというのは予測が当たらなくても自分の行ったことには責任を持たないようですね。2016/08/08
佐島楓
23
人間は忘れっぽく、歴史を繰り返す。ただ、ネットというツールが介入してきたことで、大きな変革が世界中で起こっているのは言うまでもない。2014/12/10