内容説明
古代の地上を闊歩していた恐竜の姿を復元する最新古生物学。映画やコマーシャル等に応用され身近になったこの研究をやさしく紹介する。自宅のパソコンで研究成果をあなたも楽しめます。
目次
第1章 よみがえるデジタル恐竜―コンピューター古生物学最前線(コンピューターが変える研究最前線;よみがえるデジタル恐竜 ほか)
第2章 ジュラシック・パークの成功―スクリーンのCG恐竜(最初の恐竜映画?;ストップモーションの系譜 ほか)
第3章 歩く恐竜ができるまで―動きと形を科学する(コンピューター・グラフィックスとは;最も単純なCGを解剖する ほか)
第4章 復元の科学(原点はフィールドに;復元は進化する ほか)
著者等紹介
笹沢教一[ササザワキョウイチ]
1965年群馬県生まれ。81年群馬県立高崎高校入学。89年東北大学理学部地質学古生物学教室卒業、読売新聞社入社。東北総局(仙台)などを経て編集局科学部。脳死・臓器移植、生命科学、原子力、科学技術庁記者クラブなどを担当するかたわら古生物学関連の記事を執筆。日本地質学会会員、日本古生物学会会員、Association for Computing Machinery(国際計算機学会)会員
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gachin
3
ジャーナリストの本なのに、なかなかどうして恐竜のバイオメカニクスまで骨太な説明が展開されている。重心が接地点よりも前にあると、姿勢維持には不利だが、推進には有利。/ 巻貝理論形態学のラウプはCG黎明期からCGを使ってたらしい。流石。/ JPのCG恐竜は7分以下とな。2021/07/02
御座候。
2
3DCGと映画史、恐竜、数理生物学が詰まっている夢のような本。どうも早期に3DCGに着目していた人物がどうやらアメリカ内にいたらしい。たとえば任天堂さまのニンテンドー64(1996)は高性能化を志向したものでしたし3DCGは来たるべき21世紀のコンテンツ産業等を左右する技術かと思われたのです。2024/07/13
takao
0
ふむ2025/05/21