中公選書<br> 人類史の精神革命―ソクラテス、孔子、ブッダ、イエスの生涯と思想

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中公選書
人類史の精神革命―ソクラテス、孔子、ブッダ、イエスの生涯と思想

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  • サイズ 46判/ページ数 352p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784121101303
  • NDC分類 102
  • Cコード C1322

出版社内容情報



伊東 俊太郎[イトウシュンタロウ]
著・文・その他

内容説明

哲人ソクラテス、聖人孔子、覚者ブッダ、預言者イエス。前五世紀以降、四人の始祖の思索と行動により、哲学と普遍宗教が生まれた。「精神革命」という人類史における大転換期である。ギリシアで哲学が誕生、中国で儒教が成立、インドで仏教が勃興、イスラエルでユダヤ教とキリスト教が形成。なぜ東西の地で同時並行的に、思想の変革が起きたのか?原典をふまえ、平易な筆致によって克明に描出。この人類史の謎と意義を解明する。

目次

序章 精神革命とは何か
第1章 哲人ソクラテス―ギリシアにおける精神革命
第2章 聖人孔子―中国における精神革命
第3章 覚者ブッダ―インドにおける精神革命
第4章 ユダヤの誕生―イスラエルにおける精神革命1
第5章 預言者イエス―イスラエルにおける精神革命2
終章 精神革命と現代の課題

著者等紹介

伊東俊太郎[イトウシュンタロウ]
1930年東京生まれ。東京大学文学部哲学科卒業。Ph.D.(科学史・米国ウィスコンシン大学)。東京大学教養学部教授、国際日本文化研究センター教授を経て、東京大学名誉教授・国際日本文化研究センター名誉教授・麗澤大学名誉教授。日本科学史学会会長(2001‐09年)、日本比較文明学会名誉会長、国際比較文明学会名誉会長。2020年文化功労者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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trazom

111
ギリシャ、中国、インド、イスラエルの四地域で並行して成立した精神革命を比較分析した一冊。伊東先生は、まえがきで「本書の解釈内容の意義と独創性にはいささかの自信を感じている」。確かに、ソクラテスの善、孔子の仁、ブッダの慈悲、キリストの愛の本質や時代背景が丁寧に説明され、更に、ソクラテス対孔子、孔子対ブッダの比較考量はユニークではあるが、独創的というより平易な解説本という印象。こうして四人を較べると、イエスの存在感の小ささを実感する。パウロ解釈を経ずに人間イエスを直視したら、思想的貧弱さが露わになってしまう。2023/09/17

樋口佳之

51
著者を司会者に、ソクラテス、孔子、ブッダ、イエスの座談会とかあったら面白そうですね。共通点と相違点が鮮明でした。共通点を確認し、相違点を対立軸と見ないで配慮すべき差異と捉えるのが大事かなあ。/神との「契約」っていうのはやっぱり強いなあ。孔子第一の原理は「仁」なのか。2023/09/21

ta_chanko

16
人類革命→農業革命→都市革命→精神革命→科学革命→環境革命。精神革命とは、ソクラテス・孔子・ブッダ・イエスによる人間精神上の大きな変革。それぞれ、ロゴス的理論的・直観的実践的・瞑想的思弁的・超越的啓示的なもの。善・仁・慈悲・愛の大切さを説く。歴史の転換期において、人間精神が内側に大きく掘り下げられ、普遍的な思想となって後の世界帝国の人々に普及。現在の課題は、人間だけでなく自然にまでその精神を広げ、地球環境と共生できる未来を創ること=環境革命。つまり精神革命と科学革命の融合。2023/04/06

11
前6世紀から紀元1世紀ごろのソクラテス、孔子、ブッダ、イエスの営為を、人間精神の内的変革=精神革命と位置付ける。彼ら4人の具体的な営みのなかに、その革新性と人類史上の意味を見出し、デカルト機械論的自然観とベーコン自然支配以降分裂してしまった科学と宗教の架橋を試みる。各人物の思想や営みの革新性を論じる手際、他分野にまたがる膨大な勉強量、歴史的な考察を現代・未来へとつなげるメッセージ性、どれをとっても頭が下がるばかり。2023/02/12

R

4
ソクラテスや孔子、シャカ、イエスなど取り上げる人物と内容に目新しさは感じられないが、精神革命などの大きな時代区分はまあそうだねと思う。環境革命も含めた著者のもっと大きな体系を読んでみたいけれど、年齢的に厳しそう。2022/11/24

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