出版社内容情報
アメリカ保守思想の重要著作といわれ、各界に影響を与えた名著を、著者生前最後の改訂版である第7版(1986)をもとに本邦初訳する。リベラルが優位だった思想界でマイナーながら「保守」の意味を深く考察してきたラッセル・カークは、本書を通じてエドマンド・バークなど英米の伝統のなか見いだされる保守思想家の再評価を行った。その思想的意味は、現在、アカデミズムから現実政治家にまで広く認識されるようになっている。混沌とした世界の行方を見つめるために、そして、現代政治のダイナミズムを語る上でも、本書はまさに必読の書だといえよう。
ラッセル・カーク[ラッセル・カーク]
著・文・その他
会田 弘継[アイダヒロツグ]
著・文・その他
目次
第1章 保守という考え方
第2章 バークと古来の定めの政治学
第3章 ジョン・アダムズと法の下の自由
第4章 ロマン主義者と功利主義者
第5章 南部保守主義―ランドルフとカルフーン
第6章 自由主義的保守主義―マコーレー、クーパー、トクヴィル
著者等紹介
カーク,ラッセル[カーク,ラッセル] [Kirk,Russell]
1918~1994。アメリカの歴史家、社会評論家、文芸評論家。主著The Conservative Mind(1953)はエドマンド・バークに始まる英米の近代保守思想の伝統を体系的に跡づけ、各界に大きな影響を与えた。戦後アメリカに「伝統保守」と呼ばれる思想潮流を打ち立てた。米国の幽霊伝説の収集などでも知られ、小説や短編集の著書もある。米ミシガン州生まれ
会田弘継[アイダヒロツグ]
1951年埼玉県生まれ。青山学院大学教授。米誌The American Interest編集委員。東京外国語大学卒業後、共同通信社に入社。ジュネーブ支局長、ワシントン支局長、論説委員長などを歴任。日本記者クラブ理事を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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