出版社内容情報
欧州像の将来を解読するためにEUの盟主国・ドイツの内実を捉えることは欠かせない。本書は第一級のドイツ通が説く決定版である。
内容説明
ドイツはEU統一市場のなか、圧倒的な経済力を発揮することで欧州最強国となり、EUの運営を事実上、主導するようになった。しかし一方で軋轢も生じ、英国のEU離脱決定はそのあらわれともいえる。不透明感の漂う欧州の将来を読み解くためにも、大国ドイツの揺らぎを理解しておくことは重要である。本書はそのための知見に満ちた一冊となろう。日本への言及もふんだんに含んだ注目作。
目次
第1章 EUの動揺
第2章 「移民国家」と格差社会
第3章 動揺する欧州
第4章 アンゲラ・メルケルの実像と虚像
第5章 戦後ドイツと戦争責任
第6章 日独関係の行方
第7章 新潮流・トランプ登場の時代
著者等紹介
手塚和彰[テズカカズアキ]
1941年、長野県松本市生まれ。東京大学法学部卒業、東京大学助手、千葉大学法経学部教授、青山学院大学法学部教授などを経て、国際交流基金ケルン日本文化会館館長(2011~13年)を務める。現在、弁護士(尚友法律事務所)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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