中公新書<br> 日米密約史―核、朝鮮有事、沖縄をめぐる裏交渉

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中公新書
日米密約史―核、朝鮮有事、沖縄をめぐる裏交渉

  • 信夫 隆司【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121029041
  • NDC分類 319.105
  • Cコード C1221

出版社内容情報

戦後、日米政府間で誰にも知られず交わされた密約。
政府首脳だけが把握し、日米安保のかげで、両国間の構造に深く組み込まれてきた。
①米兵の裁判権放棄、②日本への核持ち込み、③基地からの米軍の自由な出撃、④沖縄への核持ち込みという四つの密約の正体とは何か。
なぜ密約が生まれ、日本に何をもたらしたか。
米国側の史料・新事実を踏まえ、裏交渉の全容を解明。
ヴェールを剥ぎとり、対米依存の真相に光を当てる。


【目次】

まえがき
序 章 なぜ密約が交わされてきたのか
「表」の条約・「裏」の密約  密約とは何か  なぜ密約は問題になるのか  本書の目的と方法  本書の構成
第1章 なぜ米兵を裁けないのか――刑事裁判権放棄密約の実態
1 刑事裁判権の原理
旗国法原理  領域主権論  NATO軍地位協定
2 日米行政協定の改定
日米の主張  交渉開始  解決の糸口  津田陳述
3 密約の成立
津田陳述の密約性  オランダ方式・ドイツ方式  密約の実務
4 密約の検証
津田陳述の非公表性  統計データによる起訴率  オランダ・ドイツの裁判権放棄事例  刑事裁判権放棄の透明性の確保

第2章 日本への核持ち込み――一九六〇年核持ち込み密約
1 米国の核政策・日本の非核政策 
米国の核保有数の急増  アイゼンハワー政権のニュールック政策  NCND政策  重光・アリソン口頭了解
2 安保改定の舞台裏
岸首相の訪米(1957年6月)  藤山外相の訪米(1958年9月)  米国の核戦略  フォーミュラ案
3 秘密交渉の内幕
岸・ハーター交換公文  フォーミュラをめぐる日米交渉  藤山外相の口頭了解  秘密了解をめぐる攻防  日本側の譲歩  「討議の記録」
4 対米依存構造
密約調査と外務省報告書  「東郷メモ」  非核二・五原則  核持ち込み密約

第3章 米軍が自由に出撃するために――一九六〇年朝鮮議事録
1 国連軍と日本
「国連軍」の創設  「吉田・アチソン交換公文」  国連軍と戦闘作戦行動
2 国連軍と事前協議制度
「吉田・アチソン交換公文」の効力  日本案の内容  日本案への反応  統合参謀本部(JCS)の意見  朝鮮半島有事における例外規定
3 密約締結の真相
朝鮮半島有事の検討と米側の要請  日本側の対応  「好意的考慮案」  表向きと裏の取り決めの二重構造
4 朝鮮議事録
吉田・アチソン交換公文等に関する交換公文  朝鮮議事録  朝鮮議事録への署名  「事前協議なき出撃」  事前協議制度の形骸化


第4章 沖縄返還と基地の自由使用――朝鮮議事録の行方
1 沖縄返還への道のり
「潜在主権」  ブルースカイ政策  ハルペリンとスナイダー  密使・若泉敬  佐藤・ジョンソン会談(1967年11月)
2 沖縄返還の対処方針
「核抜き・本土並み」  ニクソン政権下のNSC  NSSM5号  NSDM13号
3 作戦使用と事前協議
愛知・ロジャーズ会談(1969年6月)  共同声明抜粋案と総理の一方的発言案  米側共同声明案  韓国・台湾・ベトナム
4 共同声明・総理の一方的発言
安保条約の原則  韓国条項  台湾条項  ベトナム条項  朝鮮議事録の存続

第5章 沖縄への核持ち込み――一九六九年沖縄核持ち込み密約

内容説明

戦後、日米政府間で人知れず交わされた密約。政府首脳だけが把握し、日米安保のかげで、両国間の構造に深く組み込まれてきた。1米兵の裁判権放棄、2日本への核持ち込み、3基地からの米軍の自由な出撃、4沖縄への核持ち込みという四つの密約の正体とは何か。なぜ密約が生まれ、日本に何をもたらしたか。米国側の史料・新事実を踏まえ、裏交渉の全容を解明。ヴェールを剥ぎとり、対米依存の真相に光を当てる。

目次

序章 なぜ密約が交わされてきたのか
第1章 なぜ米兵を裁けないのか―刑事裁判権放棄密約の実態
第2章 日本への核持ち込み―一九六〇年核持ち込み密約
第3章 米軍が自由に出撃するために―一九六〇年朝鮮議事録
第4章 沖縄返還と基地の自由使用―朝鮮議事録の行方
第5章 沖縄への核持ち込み―一九六九年沖縄核持ち込み密約
終章 密約が交わされる構造と深層

著者等紹介

信夫隆司[シノブタカシ]
1953年山形県生まれ。日本大学大学院法学研究科修士課程、Portland State University大学院政治学研究科修了。博士(政治学)。岩手県立大学教授、日本大学法学部教授を経て、日本大学名誉教授。専門は、国際政治学、国際関係史。著書『米軍基地権と日米密約―奄美・小笠原・沖縄返還を通して』(岩波書店、2019年、櫻田會特別功労賞受賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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