中公新書<br> 中華料理と日本人―帝国主義から懐かしの味への100年史

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中公新書
中華料理と日本人―帝国主義から懐かしの味への100年史

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  • サイズ 新書判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121028617
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C1221

出版社内容情報

肉まん、ジンギスカン、餃子、焼売、ラーメン、麻婆豆腐、ウーロン茶。あの味はなぜ懐かしいのか。帝国主義の時代に広まり、戦後の日本人の心と体を癒してきた中華料理。地域や家庭で愛されてきた品々は、誰が、いつ、どうやって日本にもたらし、なぜこれほど普及したのか――。文化人、実業家、軍人、料理人たちの情熱と葛藤に光をあて、日本の中華料理一〇〇年の軌跡を世界史的な視点から描く、食文化の物語。


【目次】

内容説明

肉まん、ジンギスカン、餃子、焼売、ラーメン、麻婆豆腐、ウーロン茶。あの味はなぜ懐かしいのか。帝国主義の時代に広まり、戦後の日本人の心と体を癒してきた中華料理。地域や家庭で愛されてきた品々は、誰が、いつ、どうやって日本にもたらし、なぜこれほど普及したのか―。文化人、実業家、軍人、料理人たちの情熱と葛藤に光をあて、日本の中華料理一〇〇年の軌跡を世界史的な視点から描く、食文化の物語。

目次

序章 中華料理に込められた対中・対日感情
第1章 肉まん―近代的な食文化としての中華料理
第2章 ジンギスカン料理―満洲名物から北海道遺産へ
第3章 餃子―満洲の記憶とポスト帝国主義
第4章 ウーロン茶―忘れられた台湾文化
第5章 シュウマイ・ラーメン・四川料理―郷土料理の創造とノスタルジア
終章 世界史のなかの日本中華料理

著者等紹介

岩間一弘[イワマカズヒロ]
1972年生まれ。慶應義塾大学文学部教授。専門は東アジア近現代史、食の文化交流史、中国都市史。2003年東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。千葉商科大学教授などを経て、2015年より現職。著書『中国料理の世界史―美食のナショナリズムをこえて』(慶應義塾大学出版会、2021年、サントリー学芸賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

62
北海道へ向かうフェリー船中で読了。そのせいもあり、特に北京の料理屋で売られていた羊の蒸し焼きが「ジンギスカン」となっていく過程が面白かった。現在では北海道の郷土料理に位置付いていく過程に、植民地主義や軍の影(天皇まで登場)があったとは。横浜育ちでずっと暮らしていたため、ラーメンやシューマイの歴史は知っていたし、伯父夫婦が満洲引き揚げ者だったため、現地の中国人がどのようにして餃子を食していたかも知っていたが、このあたりと植民地主義(ちなみに伯父は満鉄社員)との関わりを意識した本書の視点は面白かった。2025/07/22

さとうしん

18
肉まん、餃子、ウーロン茶といった食べ物や飲料から、中華料理が近代日本の帝国主義、植民地体験といった負の記憶と深く結びついていたことを議論。立ち位置としてはイギリスのカレー料理などに相当するという。その一方で、中華料理が栄養豊富で、西洋料理とともに近代的なイメージを持たれていたとか、和食の代用品として機能していたという意外な側面も紹介。昨今隆盛のガチ中華(本書でも簡単ながら言及がある)はその逆の性質を持っているように見受けられ、現地人の流入とともにもっと肯定的、積極的に評価してもよいように思う。2025/06/23

金吾庄左ェ門

4
肉まんとギョウザの話で何かと日本は中国を侵略した悪い国という印象操作的なモノを感じます。ノスタルジーという言葉も皮肉めいています。ウーロン茶は台湾発祥で結構昔からあったのですね。私は昭和末期からの流行とばかり思っていました。あとラーメンと本書にはないカレーライスは日本発祥と言っても過言ではないので和食とすべきです。2025/07/21

辻井凌|つじー

4
日本で中華料理がどのように受け入れられ、広がり、定番となっていったか。それを「帝国主義」から読み解いていく。本当におもしろく、知的興奮を感じながらページをめくった。日本の中華料理は、本場の中国料理とは違う。どうして違いが生じたのかも、各料理ごとに明かされる。 https://note.com/nega9clecle/n/ncfd8efe834862025/06/29

shonborism

4
日本における中華料理の歴史を日本の帝国主義や植民地経営との関連を通して見たことがなかったので非常に興味深い。戦前は栄養豊富でおいしく、植民地の経済発展もふまえて国策で。戦後は引揚者の起業や国民の過去へのノスタルジアで。かつ、他国の料理より容易に店が出せると。 自分の世代的には元心ついた時には周りに中華があって当たり前だったから何も思わなかったが、戦前に満洲にいたうちの祖父なんかは中華料理をどう思ってたんだろう。健在の頃に聞いてみたかったな。2025/07/06

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