中公新書<br> サンスクリット入門―インドの思想を育んだ「完全な言語」

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サンスクリット入門―インドの思想を育んだ「完全な言語」

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  • サイズ 新書判/ページ数 448p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121028129
  • NDC分類 829.88
  • Cコード C1287

出版社内容情報

仏や卒塔婆はもちろん、ジャングルもアバターも、語の起原はサンスクリットにある。紀元前4世紀ころにパーニニがその文法を完成させたサンスクリットは、プログラム言語のような厳密さと正確さを持つ。これによって多種多様な思想や文学作品が生み出された。日本にも仏教と共に伝わり、50音の配列はサンスクリット由来とされるように、その影響は大きい。「完全な言語(サンスクリタ)」の文法を学びながらインド文化の精華に触れよう。

内容説明

仏も塔も鳥居も瓦もジャングルもアバターも、サンスクリットに起源を持つ単語だ。紀元前4世紀に文法学者パーニニが完成させた言語であるサンスクリットは、プログラム言語のような厳密さと正確さと簡潔さを持ち、インド思想や仏伝などの記述に使われてきた。日本にも仏教と共に伝わり、五十音がサンスクリットに由来を持つようにその影響はいまなお大きい。「完全な言語」の文法を学びながら、思想と文学の精華に触れよう。

目次

文字と発音
音の変化と意味の変化
内連声の規則
母音の外連声の規則
絶対語末
子音の外連声の規則
私はブラフマンです。―1人称
君はそれである。―2人称
叡智はブラフマンである。―3人称
大馬さんが言った。―名詞と形容詞
サラスヴァティーは聖なる川。―女性名詞
彼らは、香りのよい種々の蜂蜜酒を飲んだ。―i‐語幹とu‐語幹の名詞
彼は真実を語る苦行者たちによって元気づけられた。―子音語幹の名詞(1)
あの山は火をもっている。煙をもっていることから。―子音語幹の名詞(2)
魂の不滅性と身体の本来的可滅性は憂いの原因ではない。―an‐語幹の名詞
牛車や舟では、先生と同席してもよい。―特殊な語幹の名詞
彼がそのようにして行ったとき、太陽が2つあると我々は思った。―処格絶対節
作者の知られざるがゆえに人為ならずとは言えない。―tr‐語幹の親族名詞と動作者名詞
知覚より重要な認識手段はない。―形容詞の比較級と最上級
あなたは誰ですか。それは何ですか。―疑問詞〔ほか〕

著者等紹介

赤松明彦[アカマツアキヒコ]
1953年、京都府生まれ。1976年、京都大学文学部哲学科卒業、1981年、同大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。1983年、パリ第三大学第三期博士課程修了。京都大学人文科学研究所助手、九州大学文学部助教授、同大学文学部教授、京都大学大学院文学研究科教授、京都大学白眉センター長等を歴任。この間、京都大学大学院文学研究科長、文学部長、大学理事・副学長等を務める。京都大学名誉教授。Ph.D.(インド学)。専攻・インド哲学・サンスクリット文献学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Koning

44
おそらくはは日本語で書かれたサンスクリットの教科書で一番カジュアルな1冊。巻末のインドの言語状況やサンスクリットから派生した言葉等はこの界隈に縁遠い人も楽しめるかも。そうは言ってもサンスクリットなので膨大な変化表とラテン文字表記に怖気づいても不思議じゃない。ゴンダ(と書かれちゃうホンダさん)本に手を出すならこっちで地ならしする方がいいかも?2024/07/25

チャーリブ

23
ざっと眺めただけで、「読んだ」とは言えないレベル。昔、サンスクリットの入門書を片手にサンスクリット語「般若心経」に挑戦したことがあるが、三日坊主に終わった。今回は文法事項はほぼ無視して、タイトルや説明を読んだだけなのだが、これがなかなか面白かった。たとえば、過去の章は「菩薩は兎であった」、未来は「死ぬまで君と一緒にいよう」等々。「梵語というものは何年おやりになっても決してうだつの上がらないものでございます」と坂口安吾の『勉強記』で語られているそうだが、この著者はどうだろうか(笑)2025/01/31

takao

4
ふむ2024/09/12

dragon

1
紀元前4世紀に文法学者が完成させた言語で、プログラム言語のような厳密さと正確さと簡潔さをまた言語がサンスクリット言語とのこと。その言語を日本語で的確に分かりやすく説明したのが本書とのこと。興味を持ち読み始めたがなかなか難しい。本腰入れて読まないと理解出来ない本。再読する気になる時があるかなぁ?2024/11/04

Rieko Ito

0
サンスクリットはもともとあった言語をもとにしてはいるが、人為的に文法の体系が作られそれから逸脱することはないという。しかしそれにしては文法が複雑で、人為的に作ったのならもうちょっと簡単にできなかったのかと思ってしまう。本書は古典を読むことに目的を絞っているので挨拶の練習や、CDやDLファイルなどはない。語尾が変化したり単語がくっついたりしたやたら長い語を、分解して解読するのが主である。独特な言語だし独特な入門書だ。2025/04/08

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