出版社内容情報
2019年、オーストラリアで史上最大級の森林火災が発生。5ヵ月間で17万平方キロメートルもの国土が焼失した。近年、温暖化の影響による森林の「異変」が世界中で観測されている。大規模火災が相次ぐのはなぜか。森林破壊がもたらす経済的影響は。豊かな自然を守るため、何をすべきなのか――。本書は、森林生態系のメカニズムから、日本の里山の持続可能な保全策まで、森林科学の知見を第一人者が解説。実効的な気候変動対策を論じる。
内容説明
2019年、オーストラリアで史上最大級の森林火災が発生。5ヵ月間で17万km2もの国土が焼失した。近年、温暖化の影響による森林の「異変」が世界中で観測されている。大規模火災が相次ぐのはなぜか。森林破壊がもたらす経済的影響は。豊かな自然を守るため、何をすべきなのか―。本書は、森林生態系のメカニズムから、日本の里山の持続可能な保全策まで、森林科学の知見を第一人者が解説。実効的な気候変動対策を論じる。
目次
序章 多発する森林火災―失われ続ける森林
第1章 シベリアタイガの危機―温暖化の森林への影響
第2章 砂漠化と森林―森林の機能と人々の生活
第3章 脆弱な熱帯林―炭素隔離と森林利用
第4章 変貌する日本の森林―持続的な利用をめざして
第5章 これからの森林管理―林業が拓く森林の可能性
著者等紹介
吉川賢[ヨシカワケン]
1949年(昭和24年)奈良県生まれ。1978年、京都大学大学院博士課程修了。高知大学農学部講師、内蒙古農業大学客員教授、岡山大学農学部教授、同大学大学院環境科学研究科研究科長、同大学地域総合研究センター特任教授を歴任。岡山大学名誉教授。その間、日本沙漠学会会長。日本緑化工学会理事、国際緑化推進センター理事、日中韓3カ国黄砂問題共同研究運営委員会委員、黄砂問題検討会委員をはじめ、環境省・農水省などの委員を歴任。著書『砂漠化防止への挑戦』(中公新書、1998、日刊工業新聞技術・科学図書文化賞優秀賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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