出版社内容情報
順調に成長を続けた日米欧経済はなぜ長期停滞や格差拡大に陥ったのか。従来の経済学ではうまく説明できない。本書ではお金や富の保有願望=「資産選好」に注目し、経済が豊かになるにつれて人々の興味が消費から蓄財に向かい、経済構造が大きく変貌した経緯を解明。高度成長期を支えた従来型の金融緩和や構造改革、減税やバラマキ、教育方針が、今では無意味か逆効果であることを明らかにし、低成長時代の経済政策を提言する。
内容説明
順調に成長を続けた日米欧経済はなぜ長期停滞や格差拡大に陥ったのか。従来の経済学ではうまく説明できない。本書ではお金や富の保有願望=「資産選好」に注目し、経済が豊かになるにつれて人々の興味が消費から蓄財に向かい、経済構造が大きく変貌した経緯を解明。高度成長期を支えた従来型の金融緩和や構造改革、減税やバラマキ、教育方針が、今では無意味か逆効果であることを明らかにし、低成長時代の経済政策を提言する。
目次
第1章 資本主義経済の変遷
第2章 「モノの経済」から「カネの経済」へ
第3章 成熟経済の構造
第4章 格差拡大
第5章 国際競争と円高不況
第6章 政策提言
著者等紹介
小野善康[オノヨシヤス]
1951年(昭和26年)、東京都に生まれる。73年、東京工業大学工学部卒業。79年、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了、経済学博士。武蔵大学助教授、大阪大学教授、東京工業大学教授、内閣府経済社会総合研究所所長などを経て、大阪大学社会経済研究所特任教授(常勤)。大阪大学名誉教授。専攻、マクロ動学、国際経済学、産業組織。著書『国際企業戦略と経済政策』(東洋経済新報社、1985年。日経経済図書・文化賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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