中公新書<br> 宗教図像学入門―十字架、神殿から仏像、怪獣まで

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中公新書
宗教図像学入門―十字架、神殿から仏像、怪獣まで

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  • サイズ 新書判/ページ数 267p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121026682
  • NDC分類 162
  • Cコード C1214

出版社内容情報

十字架、仏像、聖人画、曼荼羅、地獄絵図、神話の神々、竜――。シンボルマークや空間表象、彫刻や絵画、映像などによって形成された「イメージ」は、教義と並ぶ諸宗教の重要な特徴だ。本書は、異文化理解に欠かせない宗教図像の知識を「異形の神々」「聖なる文字」「終末の描写」などのトピックごとに一挙解説。二〇〇点を超える図版とともに、宗教文化の奥深い世界を案内する。巻末に、主要な宗教の「教義と歴史」をやさしく解説するガイド付き。

目次

PART1 教えの本質の象徴化(十字架と法輪―諸宗教のシンボルマーク;空と偶像禁止―見えない神をどう描くか;三位一体と三神一体―絶対存在の奥義)
PART2 開祖と聖人の生と死(降誕―クリスマスと灌仏会の図像;開祖の生涯―キリスト伝と絵因果経;死と復活―涅槃図と受難劇 ほか)
PART3 神々のバリエーション(聖なる母―ヴィーナス、イシス、マリア、観音;天界の王族―ギリシア神話;インド神話の神々;異形の神々―ラー、パーン、ジャガンナータ ほか)
PART4 儀礼と修行の可視化(求道の階梯―十牛図と天路歴程;大宇宙と小宇宙の照応―曼荼羅、キリスト、カパラー;戦いか和合か―神と悪魔、陰陽、錬金術 ほか)
PART5 聖なる空間をレイアウトする(神殿と聖地―神の住まい、歴史の記念;祈りと修行の場―寺院、教会堂、モスク;塔と宇宙樹―仏塔、ミナレット、ユウドラシル ほか)
PART6 根源的驚異と畏怖の喚起と(原初の怪獣―レビヤタン、ドラゴン、竜;世界と自己の起源―天地創造と輪廻する主体;死と終末―洪水、劫火、闇と光)

著者等紹介

中村圭志[ナカムラケイシ]
1958年北海道生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学(宗教学・宗教史学)。宗教研究者、翻訳家、昭和女子大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

82
「図像宗教学」と言い換えると内容がよくわかる。諸宗教に現れる「かたち」から、宗教とは何かという問題に入っていく感じ。だから盛り沢山な網羅と解説から、さらに一歩先を行く。最も良心的だと思うのは、宗教的な熱意からつねに一定の距離を置こうとしていること。それによって客観性・公平性を保とうとしているので、宗教の常識を冷静に見直すことができる。聖性があるから一定の「かたち」ができるというより、その逆もありうるし、それはニワトリと玉子のような関係であるらしい。「聖なる文字」の部分で、文字学にも触れているのがうれしい。2022/12/30

HANA

65
各宗教の垣根を越えて、そのシンボル等が持つ意味を解説した一冊。入門という事で図像学的な事より各宗教がこのようなものを持っていますよ、といったような紹介が中心。でも象徴とする物や神々や聖人の図像、儀礼や聖地、怪物がテーマごとに紹介されているのは読んでいて図鑑的な面白さがあるな。ただ基本を押さえてあるので、ある程度宗教の事を齧っていたら、全て知識の中にある事ばかりだけど。あと性質上図版多数なのはありがたいけれど、イラストがかなり混じっている。せめて写真とかで本物に触れたいものだけど著作権の兼ね合いとかかな。2022/02/16

エドワード

53
神社の鳥居、前方後円墳、五重塔。子供の頃、身の回りの不思議な造形に興味津々だった。歴史を習い始めてから仏像おたくになり今に至る。そんな私には古今東西の宗教図像満載の本書は本当に面白い。昔見た「未来への遺産」を思い出すね。イメージトリップとは実に言い得て妙だ。「如来がボス、菩薩と明王が部下」といった解りやすい表現がいいね。十字架にも色々ある。天使にも色々いる。カオスなインドやブラジルの神々。神々の名前や持ち物、建築物、文字のデザインなど、無茶な理屈にも民衆教化の苦労がしのばれて、ガッテンガッテン納得です。2021/12/26

ネギっ子gen

47
十字架、仏像、曼荼羅、地獄絵図etc. 聖なる空間や絵画などにより形成された「イメージ」は、宗教の重要な特徴。それを分析する技法が宗教図像学。<宗教はドグマや戒律や教典ばかりで成り立っているのではなく、美術のような感性的なものが果たす役割も大きいということを「イメージトリップ」を通じて実感していただくというのが本書の目標>で、<諸宗教のシンボルや図像、空間的な表象を横断的に眺めて、古典的な宗教の世界観をまた違った角度から紹介することを狙いとしている>と。ダン・ブラウンの小説などを思い浮かべながら読んだ。⇒2021/11/30

Nat

44
諸宗教のシンボルや図象から、様々な宗教の世界観を知ることができる本。知識があると、教会や寺院を訪れた時に、より楽しめると思った。2022/07/17

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