出版社内容情報
鳥のヒナは親に教わらなくても飛ぶことができる。人間の赤ちゃんも、口を密閉し、内部を陰圧にしたうえで乳を吸うという、複雑な行動を誰にも習わずに行う。これらは全て本能のおかげである。簡単な行動だけでなく、あちこちの筋肉や感覚器を総動員する、まるでオーケストラが演奏するような行動も、実は本能が指揮しているのだ。本能に基づく驚くべき行動の数々を紹介し、その本能がどうなりたっているのかを解説する。
内容説明
鳥のヒナは親に教わらなくても飛ぶことができる。人間の赤ちゃんも、口を密閉し、口の中を陰圧にしたうえで乳を吸うという、複雑な行動を誰にも習わずに行う。これらは全て本能のおかげである。単純な行動だけでなく、あちこちの筋肉や感覚器を総動員する、まるでオーケストラの演奏のような高度な行動も、実は本能が指揮しているのだ。これら驚くべき行動の数々を紹介し、どのような仕組みで形作られるかをも解説する。
目次
序章 動物の行動を支える本能
第1章 本能の深遠なる奇計
第2章 餌取り行動の収支決算
第3章 奮闘するオス
第4章 したたかに操り、選ぶメス
第5章 オスとメスの立場と都合
第6章 行動を組み立てる多様な組織器官
第7章 行動の司令塔
第8章 人間の本能
著者等紹介
小原嘉明[オバラヨシアキ]
1942年福島県生まれ。東京農工大学農学部卒業。同大学教授等を経て、現在、尚絅学院大学客員研究員。東京農工大学名誉教授。この間、1997~2005年の9年間、ケンブリッジ大学にてMajerus M.E.N.教授と共同研究。理学博士。専攻・動物行動学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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