出版社内容情報
新型コロナウイルスのパンデミックによって、世界は一変した。聞き慣れない疫学の専門用語が飛び交い、新規感染者数の増減で一喜一憂する日々である。何の情報を信じていいか、不安に駆られることも多い。本書では、専門外の読者にも理解しやすい形で、新型コロナに関わる最先端の科学的議論を伝える。ウイルスの特徴から、症状、感染拡大の経緯、検査法と治療法、ワクチン、WHOや各国政府の対応の検証、ウィズコロナの未来像まで――。「次の闘い」に備えるための必読書。
内容説明
未曾有のパンデミックはなぜ起きたか―。世界を一変させた新型コロナウイルス。治療薬やワクチン開発を含む研究の最前線を紹介。膨大な資料からその正体を探る。ロックダウン前夜のベネチア、雲南省の洞窟、武漢ウイルス研究所、ダイヤモンド・プリンセス号と舞台を移してウイルスの変遷を辿り、見えない敵に立ち向かう人々のドラマを生き生きと描く。日本政府の対応にも鋭く迫り、今後の課題を浮き彫りにする。
目次
人類はパンデミックから生き残った
新型コロナウイルスについて知る
新型コロナ感染症を知る
感染を数学で考える
すべては武漢から始まった
そして、パンデミックになった
日本の新型コロナ
日本はいかに対応したか
世界はいかに対応したか
新型コロナを診断する
新型コロナを治療する
新型コロナ感染を予防する
新型コロナと戦う医療現場
そして共生の未来へ
著者等紹介
黒木登志夫[クロキトシオ]
1936年、東京生まれ。東北大学医学部卒業。1961‐2001年、3カ国5つの研究拠点でがんの基礎研究を行う(東北大学加齢医学研究所、東京大学医科学研究所、ウィスコンシン大学、WHO国際がん研究機関、昭和大学)。専門英文論文300編以上。2000‐2020年、日本癌学会会長、岐阜大学学長、世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)ディレクター、日本学術振興会学術システム研究センター顧問を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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佐島楓
yutaro13
zoe
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