出版社内容情報
フランスを主戦場に英仏王家が断続的に戦った百年戦争。長くて複雑でわかりにくい戦いの全貌を描き、その歴史的意義を明らかにする。
内容説明
フランスを主戦場として英仏王家が攻防を繰り広げた百年戦争(一三三七~一四五三)。イングランドの大陸領をめぐる積年の対立に、フランス王位継承権争いが絡んで勃発した。当初イングランドが優勢だったが、ジャンヌ・ダルクによるオルレアン解放後、フランスが巻き返して勝利する。戦乱を経て、英仏双方で国民意識はどのように生まれたか。ヨーロッパ中世に終止符を打った戦争の全貌を描き、その歴史的意義を解明する。
目次
序章 中世のイングランドとフランス―一〇六六~一三四〇年
第1章 イングランドの陸海制覇―一三三七~五〇年
第2章 フランス敗戦下の混乱―一三五〇~六〇年
第3章 平和条約をめぐる駆け引き―一三六〇~八〇年
第4章 教会大分裂下の休戦と内戦―一三七八~一四一二年
第5章 英仏連合王国の盛衰―一四一三~三六年
第6章 フランス勝利への戦略―一四三七~五三年
終章 百年戦争は何を遺したのか
著者等紹介
佐藤猛[サトウタケシ]
1975年、北海道に生まれる。北海道大学文学部卒業。同大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。博士(文学・北海道大学)。現在、秋田大学教育文化学部准教授。専門は中世フランス史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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