中公新書<br> 古関裕而―流行作曲家と激動の昭和

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古関裕而―流行作曲家と激動の昭和

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  • サイズ 新書判/ページ数 294p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121025692
  • NDC分類 762.1
  • Cコード C1273

出版社内容情報

古関裕而(一九〇九~八九)は昭和史を歩んだ、忘れられた名作曲家である。三〇年にコロムビアレコード入社。日中戦争が起きると、軍歌「露営の歌」が大ヒットとなる。戦後は「長崎の鐘」などの鎮魂歌、ラジオドラマ主題曲「君の名は」、高校野球大会歌「栄冠は君に輝く」、東京五輪開会式行進曲「オリンピックマーチ」など流行歌から応援歌まで多くの名曲を残した。本書は古関の足跡から昭和の時代を振り返る。

内容説明

古関裕而(1909~89)は忘れられた名作曲家である。日中戦争中、軍歌「露営の歌」で一世を風靡、アジア・太平洋戦争下のニュース歌謡や戦時歌謡を多く手がけ、慰問先でも作曲に勤しんだ。戦後は鎮魂歌「長崎の鐘」、東京五輪行進曲「オリンピック・マーチ」、映画「モスラ」劇伴音楽と、流行歌からスポーツ音楽まで数々の名曲を残す。戦争、そしてテレビの普及まで、昭和史を彩った彼の生涯をたどる。

目次

第1章 コロムビア専属の作曲家への道―一九〇九~一九三一
第2章 流行歌の作曲に苦悩する日々―一九三一~一九三七
第3章 日中戦争と作曲家としての飛躍―一九三七~一九四一
第4章 アジア・太平洋戦争と戦時歌謡―一九四一~一九四五
第5章 平和に鐘は鳴り響く―一九四六~一九五四
第6章 東京オリンピックの栄光―一九五五~一九六四
第7章 テレビに流れる古関メロディー―一九六五~一九八九
終章 努力する天才作曲家

著者等紹介

刑部芳則[オサカベヨシノリ]
1977年(昭和52)東京都生まれ。中央大学大学院博士後期課程修了。博士(史学)。中央大学文学部日本史学専攻兼任講師を経て、日本大学商学部准教授。専攻は日本近代史。NHK2018年大河ドラマ「西郷どん」で軍装・洋装考証を担当。NHK2020年度前期連続テレビ小説「エール」で風俗考証を担当予定。著書『明治国家の服制と華族』(吉川弘文館、2012、日本風俗史学会江馬賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

243
戦前戦後とヒット曲を生み続けた稀代の作曲家について書かれた一冊。私も野球してたので栄冠は君に輝くとか闘魂こめてなど今でもみんなが歌い継がれてる歌もあるので親近感のある作者。ほぼほぼ昭和史とリンクしていることに驚く。2020/06/21

へくとぱすかる

77
なぜこの人? と思ったら、次期朝ドラのモデルになったとのこと。世に知られるきっかけの作品が軍歌だったことが、その後の作曲人生に大きな影響を及ぼした。「昭和史の光と影」とあるように、戦中に活躍した芸術家には、戦争協力の責任論がつきまとう。古関裕而は戦後に長く、鎮魂の意味を持たせる作品を出し続けて、せめてもの償いにしたかったようだ。放送で聴いたことのある、あの曲この曲が、古関作品であることには改めて驚く。2019/12/03

パトラッシュ

45
古賀政男がアーティストなら古関裕而は職人だった。時代や体制の変化で浮き沈みした古賀メロディーに対し、日本人の不変の感性に寄り添ってきた古関の音楽は常に求められた。戦前戦中に軍歌で流行作曲家となりながら、敗戦後は『長崎の鐘』やミュージカル音楽を手掛けたのは何ら矛盾しない。自分の歌を歌いながら亡くなった若者を思って苦しむ夫を支え続けた妻の姿も美しい。手塚治虫と古関には今からでも文化勲章を追贈すべきではないか。二人がいなければ昭和文化は惨めで貧しいものになり果てていただろう。古関夫妻にこそエールを送りたくなる。2020/10/02

きみたけ

36
訳あって古関裕而の足跡をたどるために読みました。戦前、戦中、戦後と移り行く時代の中で、大衆の心をつかんで離さない見事な曲をたくさん世に送り出した古関さんは、本当にすばらしい方だと思いました。2020/08/05

terve

36
阪神ファンとしては『六甲おろし』の作曲家として有名な古関ですが、印象としては白でしょうか。過去は忘れその時その時の色に自分を染め上げる。そして、その時の自分を表現するといったイメージでした。『露営の歌』を始め、戦時歌謡を作曲したことから戦犯容疑にもかけられたのは時代の陰でしょうか。ただ、人柄はとても優しかったらしく、筆者は仏の古関とまで表現しています。最後、時代を供に駆け抜けた友人たちを見送っていく姿には寂しさを感じます。2019/12/15

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