中公新書<br> 高坂正堯―戦後日本と現実主義

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中公新書
高坂正堯―戦後日本と現実主義

  • 服部 龍二【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 410p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121025128
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C1221

出版社内容情報

日本における国際政治学の最大の巨人・高坂正堯(1934?96)。中立志向の理想主義が世を覆う60年代初頭、28歳で論壇デビューした高坂は、日米安保体制を容認、勢力均衡という現実主義から日本のあり方を説く。その後の国際政治の動向は彼の主張を裏付け、確固たる地位を築いた。本書は、高坂の主著、歴代首相のブレーンとしての活動を中心に生涯を辿り、戦後日本の知的潮流、政治とアカデミズムとの関係を明らかにする。

服部龍二[ハットリリュウジ]
著・文・その他

内容説明

日本における国際政治学の最大の巨人・高坂正堯(1934~96)。中立志向の理想主義が世を覆う60年代初頭、28歳で論壇デビューした高坂は、日米安保体制を容認、勢力均衡という現実主義から日本のあり方を説く。その後の国際政治の動向は彼の主張を裏付け、確固たる地位を築いた。本書は、高坂の主著、歴代首相のブレーンとしての活動を中心に生涯を辿り、戦後日本の知的潮流、政治とアカデミズムとの関係を明らかにする。

目次

序章 父・高坂正顕と二人の恩師―幼少期から学生時代まで
第1章 二八歳の論壇デビュー―「現実主義者の平和論」
第2章 『宰相 吉田茂』と『国際政治』―三つの体系
第3章 佐藤栄作内閣のブレーン―沖縄返還からノーベル平和賞工作へ
第4章 「三角大福中」の時代―防衛政策と『古典外交の成熟と崩壊』
第5章 国際政治の地平と中曽根康弘内閣―文明論と「日本異質論」
第6章 冷戦終結から湾岸戦争へ―「道徳は朽ち果てる」
第7章 日本は衰亡するのか―「人間の責任」
終章 最期のメッセージ―四つの遺作

著者等紹介

服部龍二[ハットリリュウジ]
1968(昭和43)年東京都生まれ。92年京都大学法学部卒業。97年神戸大学大学院法学研究科単位取得退学。博士(政治学)。現在、中央大学総合政策学部教授。日本政治外交史・東アジア国際政治史専攻。著書『東アジア国際環境の変動と日本外交 1918‐1931』(有斐閣、2001年、吉田茂賞受賞)、『日中国交正常化―田中角栄、大平正芳、官僚たちの挑戦』(中公新書、2011年、大沸次郎論壇賞、アジア・太平洋賞特別賞受賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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KAZOO

100
私は学生時代に政治学と経済学を主な科目としていました。政治学ではやはり丸山眞男を中心に研究していたのですが現実の政治分析では物足りなく永井陽之介、衛藤しん吉、高坂正堯を中心に読みました。とくに高坂正堯の「海洋国家日本の構想」「国際政治」「宰相 吉田茂」は非常に参考になりました。その後もほとんどの著作を読んでいます。この本ではご本人についてあまり知らなかったことなどがよく書かれていて参考になりました。御用学者という言葉がついて回りますが非常に現実的な政治学者であったと思います。2019/10/03

HANA

49
国際政治学者の評伝。今でこそ理想主義者はお花畑の別名というのがばれてしまっているけど、戦後長らく持て囃された時期がありそういう時期に現実主義者でいるのは気骨があったのだなと思う。本書で面白いのは国際政治学者の足跡を追っているため、一人の人間の歩んだ道と同時に戦後の政治史、主に沖縄返還からソ連崩壊、湾岸戦争までの国際政治の流れを追える作りにもなっている事。高坂氏については活動時期とずれがあった為、著作の題名をわずかに知っている程度であるが、本作によって知ることは大。次は著作に当たってみたい所存である。2019/05/19

Tomoichi

20
中学生・高校生の頃、ソ連が崩壊へと進んでいた時代にテレビで柔らかい口調で話す保守系の人として認識していた高坂正堯の評伝で、政治家でもない彼のことを当然知っているわけでなく、著作は何冊か読んでいたが、本書でやっと何かが繋がった気がした。若い頃に読んでいた他の保守論客との関係、当然政治との関係、そして国際政治学者として、改めて学者としての高坂正堯の貢献に敬意を表したいと思った一冊。2022/10/29

fseigojp

17
1980年代のスターだった 2019/01/19

masabi

16
【概要】国際政治学者高坂正堯氏の評伝。【感想】研究者として、政策ブレーンとして、教育者として精力的に活動し、その活動は日本政治史と密着している。佐藤内閣のブレーンとして関わっていたことは知っていたが、移行の内閣でも重要な役回りをしていたと知り驚いた。晩年は情勢の急変に対して国民の意識が変わらない点が気掛かりだったのだろうか。「宰相-」「海洋国家-」は読んだので次は「古典外交-」に取り組みたい。 2019/04/29

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