出版社内容情報
地図の空白地帯が失われてしまった現在も、文明の浸食を許さない隔絶された土地は存在する。ヒマラヤの高山氷河、アマゾン源流の大瀑布、アフリカ最奥部の密林地帯――人の手が地球上の隅々にまで及ぼうとするなか、厳しくも美しいこれら辺境こそ、豊かな自然の最後の砦だと言えよう。写真家である著者が半世紀にわたって追い求めてきた、私たちに残された最後の辺境を、圧倒的な迫力を持つ写真で紹介する。
内容説明
地図上の空白地帯が失われてしまった現在も、文明の侵食を許さない隔絶された土地は存在する。ヒマラヤの高山氷河、アマゾン源流の大瀑布、アフリカ最奥部の密林地帯―人の手が地球上の隅々にまで及ぼうとするなか、厳しくも美しいこれら辺境こそ、豊かな自然の最後の砦だと言えよう。日本を代表する自然写真家が半世紀にわたって追い求めてきた最後の辺境を、見る者の心を強く揺さぶる写真で紹介する。
目次
第1章 地図の空白部を歩くカラコルムの五大氷河(1979年)
第2章 黄河源流の幻の山アムネマチン(1981年)
第3章 極北の森林限界ブルックス山脈(1995年)
第4章 世界最大の水量を誇るイグアスの滝(1998年)
第5章 赤道直下の高山氷河アフリカ(1999年)
第6章 豊かな水に恵まれた巨木の森北アメリカ西部沿岸(1999年)
第7章 地上最後の秘境コンゴ川流域の熱帯雨林(2000年)
第8章 聖なるバイカル湖(2003年)
著者等紹介
水越武[ミズコシタケシ]
1938年(昭和13年)愛知県豊橋市生まれ。写真家。58年東京農業大学林学科を中退後、写真家田淵行男に師事。山岳を中心とした自然写真を撮り、第18回土門拳賞(1999年)や芸術選奨文部科学大臣賞(2008年)を受賞するなど、高い評価を得ている。写真集多数刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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