中公新書<br> 観応の擾乱―室町幕府を二つに裂いた足利尊氏・直義兄弟の戦い

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中公新書
観応の擾乱―室町幕府を二つに裂いた足利尊氏・直義兄弟の戦い

  • 亀田 俊和【著】
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  • 中央公論新社(2017/07発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121024435
  • NDC分類 210.45
  • Cコード C1221

出版社内容情報

足利尊氏と直義兄弟、尊氏の子・直冬や執事の高師直、そして南朝勢力までもを巻き込んだ激しい争いは、何をもたらしたのか? 論じられることの少なかった内乱を多面的に論じ、その内実を明らかにする。

内容説明

観応の擾乱は、征夷大将軍・足利尊氏と、幕政を主導していた弟の直義との対立から起きた全国規模の内乱である。本書は、戦乱前夜の動きも踏まえて一三五〇年から五二年にかけての内乱を読み解く。一族、執事をも巻き込んだ争いは、日本の中世に何をもたらしたのか。その全貌を描き出す。

目次

第1章 初期室町幕府の体制
第2章 観応の擾乱への道
第3章 観応の擾乱第一幕
第4章 束の間の平和
第5章 観応の擾乱第二幕
第6章 新体制の胎動
終章 観応の擾乱とは何だったのか?

著者等紹介

亀田俊和[カメダトシタカ]
1973年、秋田県生まれ。97年、京都大学文学部史学科国史学専攻卒業。2003年、京都大学大学院文学研究科博士後期課程歴史文化学専攻(日本史学)研究指導認定退学。2006年、京都大学博士(文学)。現在、京都大学文学部非常勤講師。17年8月より国立台湾大学日本語文学系助理教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

鉄之助

355
これまであまりメジャーでなかった、足利尊氏の弟・直義(ただよし)にスポットを当てた好著。最近注目の『応仁の乱』に続く南北朝モノだ。分かりにくいが魅力に富んだ南北朝! これまで保守派VS革新派の対立とみられていた「定説」がどうも、そうじゃない、などわからないのが面白い。2024/11/18

mitei

326
昨今応仁の乱が話題になっているが、観応の擾乱も室町時代の大きな事件であったことをしった。中々文献だけで考えるのは難しいなぁと思った。尊氏と直義の間と執事でややこしいなぁ。2018/03/25

KAZOO

131
最近は日本史の焦点は幕末から室町時代に移ってきたのでしょうか?岩波文庫で「太平記」があらたに出版されたり、この中公新書でも「応仁の乱」に続いてこの本が出ました。高校時代の教科書には必ず出ていると書かれていますが恥ずかしながら私は覚えていませんでした。この乱がなぜ擾乱と呼ばれているのかもわかりました。室町幕府の初期の時代は、基盤がしっかりしていなかったこともありこのような身内での争いが多かったのでしょう。それにしても日本の歴史にはまだまだ結構楽しい場面があると思いました。2017/12/15

えちぜんや よーた

105
観応の擾乱を一言で表すと「大名」という言葉が生まれた瞬間かなぁ。鎌倉時代の「守護」は司法・警察・軍事に機能が限定されていた官僚。一方、室町時代の「守護大名」はそれらの機能に幕府公認の徴税権が加わった土着した自立勢力。本書では一貫して「大名」という言葉が使われていないが、そんな気がする。何にせよ室町幕府初期の統治機構が複雑すぎて「守護大名」が生まれた経緯については、素人には説明しづらい。2018/06/07

リッチー。

92
南北朝時代の本を多数執筆している研究者による入門書。充実した内容ながら平易な言葉で書かれ読みやすい。フォーカスしたわずか4年での離合集散が激し過ぎで、この人いま何派?と確認しながらの読書になったけれど、主要人物については最期に寸評があるので、ページを戻さず一気に読めばよかった。尊氏、師直の戦上手ぶり、道誉、桃井直常と仁木兄弟の生き様、著者の訴訟にかける時間論が印象に残る。唯一腑に落ちなかったのはきっかけとなった足利直義と高師直の対立課程だけど、根本は尊氏の二人への依頼心だと思う。2017/09/23

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