出版社内容情報
ナチズムの核心を人種主義に探り、第一次大戦の敗北からヒトラーの台頭、第二次大戦後の東西ドイツ成立まで、戦争の全史を描き出す
内容説明
ナチスが主導した「民族と人種の戦い」とは何だったのか。第一次世界大戦の敗北からヒトラー独裁体制の確立、第二次世界大戦へ。ユダヤ人の絶滅を標榜しヨーロッパ全土を巻き込んだ戦争は、無差別爆撃と残虐行為を生み、最後には凄惨なホロコーストにまで行き着いた。本書はナチズムの核心を人種戦争と捉え、そのイデオロギーの本質を抉り出し、「狂信的な意志」による戦争の全過程、その余波までを描き出す。
目次
第1章 第一次世界大戦の余波とナチズムの台頭(ヒトラーの決意;ドイツ帝国の崩壊 ほか)
第2章 ナチ政権と戦争への道(人種闘争という総合的な目標;陸軍とヒトラーの協力体制 ほか)
第3章 ナチズムと第二次世界大戦(ヨーロッパの人種構成を塗り替える戦い;ポーランド侵攻で見えたもの ほか)
第4章 第二次世界大戦の余波(総統の自殺;ナチ幹部の自殺者たち ほか)
著者等紹介
ベッセル,リチャード[ベッセル,リチャード] [Bessel,Richard]
1948年アメリカ合衆国生まれ。80年、オックスフォード大学で博士号取得(歴史学)。98年よりヨーク大学教授(20世紀史)。『ヒストリー・トゥデイ』編集委員
大山晶[オオヤマアキラ]
1961年生まれ。大阪外国語大学外国語学部卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
skunk_c
fseigojp
Tomoichi
masabi