出版社内容情報
都市や道路、お金やカレンダー、文字や宗教、そして動物との関係まで、私たちの文明がいつ生まれ、どう変わったのかを巨細に辿る。
内容説明
道路、都市などの建造物、カレンダーや貨幣、法律にはじまる制度、そして宗教や文学のような精神世界まで、わたしたちの快適な毎日は、数多くの文明的な要素によって成り立っている。では、この文明はいつ、どこで誕生し、どのように受けつがれてきたのか。本書は、5000年前のメソポタミアに文明の起源をたずね、ギリシア、ローマや古代中国を経て、現代の日本にいたるまでを巨細に辿る壮大な「旅」である。
目次
序章 都市国家とは―ギルガメシュの城壁
第1章 職業と身分の分化―シュメル版「職人尽」
第2章 時は力なり―暦と王朝表
第3章 交通網の整備―「下の海から上の海まで」を支配したサルゴン王
第4章 金属の利用―銀と銅
第5章 文字の誕生―楔形文字が結んだ世界
第6章 法の誕生―男と女のもめごとを裁くには
第7章 王の影法師―「ウルのスタンダード」は語る
第8章 詩を編む女、子を堕す女―女性たちの光と影
第9章 安心立命の仕組み―グデア王の釘人形
終章 歴史を築いた「相棒」―馬を見たシュルギ王
著者等紹介
小林登志子[コバヤシトシコ]
1949年、千葉県生まれ。中央大学文学部史学科卒業、同大学大学院修士課程修了。古代オリエント博物館非常勤研究員、立正大学文学部講師等をへて、現在、NHK学園「古代オリエント史」講座講師、中近東文化センター評議員。日本オリエント学会奨励賞受賞。専攻・シュメル学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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