中公新書<br> 歴史と私―史料と歩んだ歴史家の回想

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中公新書
歴史と私―史料と歩んだ歴史家の回想

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  • サイズ 新書判/ページ数 294p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121023179
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C1221

内容説明

日本近現代史研究を牽引してきた大家が、八〇年以上にわたる自らの歩みを語る。若き日の共産党体験、歴史観をめぐる論争、伊藤博文から佐藤栄作にいたる史料収集と編纂、岸信介、後藤田正晴、竹下登などへのオーラル・ヒストリー…。その秘話やエピソードは、歴史の面白さを伝えると同時に、史料を集め、次代へ引き継ぐ歴史家の責任の重さをも物語る。史料を駆使して近現代史を切り開いた泰斗の稀有な回想録。

目次

共産主義との出会いと訣別
昭和史へ―史料収集事始め
木戸日記研究会のことなど
革新とは何か
ファシズム論争
近衛新体制をめぐる人々
戦前・戦中・戦後の連続性
茨城県議会史と東大百年史
明治の元勲から岸・佐藤まで
昭和天皇崩御
インタビューからオーラル・ヒストリーへ
竹下登、松野頼三、藤波孝生―オーラル・ヒストリー1
海原治、渡邉恒雄、宝樹文彦―オーラル・ヒストリー2
史料館の挫折と人物史料情報辞典

著者等紹介

伊藤隆[イトウタカシ]
1932年、東京都生まれ。東京大学文学部国史科卒。同大学院人文科学研究科国史専攻修士課程修了。東京大学文学部教授、埼玉大学大学院教授、政策研究大学院大学教授などを経て、東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

65
最近の政治学者の仕事は、オーラル・ヒストリーということで政治家から話を聞くケースが多くなっているようです。この伊藤先生や御厨先生もその分野の業績が多いようです。政治家が生きているうちに聞いていこうというのでしょうが、どこまで本音を引き出せるかなのでしょうね。また資料についてもかなり分析しておられて参考になります。ただ与党の人が多いのが若干気になりました。2015/08/11

tamami

46
もう随分な昔、戦後史に関する本の中で、著者の名前を何度か目にする機会があった。東京大学の偉い先生というくらいの認識であったが、どこかこの先生が関わっているからには安心!できる、そんな思いを抱いていた。今回、第1章「共産主義との出会いと訣別」に始まる本書を読み、その根拠を与えられた感がある。文字通り、近現代史の歴史家として、史資料の探索、発掘、保存に心血を注がれた著者の半生が浮かび上がってくる。改めてそれらの史資料を基に書かれた著者の歴史記述を味わおうと思い、中公版『日本の近代16日本の内と外』を手に取る。2023/04/22

おさむ

31
日本近現代政治史の第一人者の自伝。東大時代に共産党にかぶれ、その後転向。学者になってからはマルクス史観が支配的な日本の歴史学を批判し続けた。新しい歴史教科書をつくる会に参画したり、司馬遼太郎と対談でケンカしたり、オーラルヒストリーを巡って御厨貴と絶縁したり。好戦的な人物ぶりが行間から滲み出ています笑。ただ各所にトリビア的な要素があり、学界の人間関係もよくわかるので、関係者は面白く読めるのでは。60年安保で亡くなった樺美智子さんとの邂逅が一番の驚き。公文書だけでなくインタビューも大事なんだなと実感しました。2018/04/21

Tomoichi

18
中央公論に「資料と私の近代史」として連載されたのが初出。近現代史の資料を集め整理し公開する。または関係者に直接インタビューし記録を残す。資料集めの裏面史を著者の歩みとともに描く回想録。左翼学者の歪んだ研究や「昭和天皇独白録」が金目当てが理由で世に出た事など面白いエピソードがいっぱいの掘り出し物。是非!2016/06/28

しんこい

13
学者としての業績を何も知らないので、近現代であっても学者はこうやって聞き書きをして資料を集積しておく様子を関心もって読みました。今からこれだけやってもわからないことはたくさんあるものですね。結構歯に衣きせず批判も書いてありますが、ちょっと期待した裏話のような本ではなかった。2015/08/08

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