内容説明
殷王朝は、今から三〇〇〇年以上も前に中国に実在した王朝である。酒池肉林に耽る紂王の伝説など、多くの逸話が残されているが、これらは『史記』をはじめとする後世の史書の創作である。いまだ謎き殷王朝の実像を知るには、同時代資料である甲骨文字を読み解かねばならない。本書は、膨大な数にのぼる甲骨文字から、殷王朝の軍事や祭祀、王の系譜、支配体制と統治の手法などを再現し、解明したものである。
目次
序章 甲骨文字に記された殷王朝の社会
第1章 殷王朝の前期・中期
第2章 殷王朝の支配体制
第3章 神々への祭祀儀礼
第4章 戦争と神秘性による支配―紀元前十三世紀
第5章 政治の転換と安定期の到来―紀元前十二世紀
第6章 動揺、集権化、そして滅亡―紀元前十一世紀
終章 殷王朝の歴史的位置
著者等紹介
落合淳思[オチアイアツシ]
1974年愛知県生まれ。立命館大学大学院文学研究科史学専攻修了。博士(文学)。現在、立命館白川静記念東洋文字文化研究所客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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