中公新書<br> ある幕臣の戊辰戦争―剣士伊庭八郎の生涯

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中公新書
ある幕臣の戊辰戦争―剣士伊庭八郎の生涯

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  • サイズ 新書判/ページ数 238p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121022561
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C1221

出版社内容情報

名門・伊庭道場の嫡男に生まれた八郎は、卓越した剣の腕を買われ、将軍家茂の親衛隊に加わる。だが戦乱は間近に迫っていた。八郎は新設された遊撃隊に属し、鳥羽・伏見の戦いを皮切りに各地を転戦。東下する新政府軍を迎え撃った箱根の戦闘では左手首を失う不運に見舞われる。のち蝦夷地で旧幕府軍に合流し、死の間際まで抗戦を続けた。天才剣士を戦いへ駆り立てた思いとは何だったのか。二十六年の短くも鮮烈な生涯を描く。

内容説明

名門・伊庭道場の嫡男に生まれた八郎は、卓越した剣の腕を買われ、将軍家茂の親衛隊に加わる。だが戦乱は間近に迫っていた。八郎は新設された遊撃隊に属し、鳥羽・伏見の戦いを皮切りに各地を転戦。東下する新政府軍を迎え撃った箱根の戦闘では左手首を失う不運に見舞われる。のち蝦夷地で旧幕府軍に合流し、死の間際まで抗戦を続けた。天才剣士を戦いへ駆り立てた思いとは何だったのか。二十六年の短くも鮮烈な生涯を描く。

目次

第1章 伊庭の麒麟児
第2章 奥詰衆から遊撃隊へ
第3章 鳥羽・伏見の敗戦
第4章 「上総義軍」の成立
第5章 箱根戊辰戦争
第6章 雌伏の時
第7章 五稜郭に死す

著者等紹介

中村彰彦[ナカムラアキヒコ]
1949年(昭和24年)、栃木県に生まれる。東北大学文学部卒業。文藝春秋勤務を経て、作家業に専念。「明治新選組」でエンタテインメント小説大賞、『五左衛門坂の敵討』中山義秀文学賞、『二つの山河』で直木賞、『落花は技に還らずとも』で新田次郎文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ようはん

18
同じ著者の「人見勝太郎」で同僚の伊庭八郎もよく登場しており、気になって読んでみた。伊庭八郎の存在はるろうに剣心で左之助が伊庭八郎の錦絵を買う場面で初めて知ったと思うが、隻腕の剣客という認識しか今まで無かった。この本で伊庭八郎の生涯や箱根の戦闘で片腕を失う経緯を知る。箱根戦争を生き抜く事ができたら盟友の勝太郎と同じく明治で成功する可能性もあったか…いや箱根戦争で「快戦」を果たした八郎にとっては旧時代に殉じた最期で良かったのかもしれない。2022/02/05

シュウ

5
伊庭八郎の生涯を知るには良い本。知らなかった事も書かれてあり、興味深かった。2019/11/17

もこもこひつじ

2
漠然としか知らなかった伊庭さんを少し知ることができてよかった。隻腕になる箱根での戦いを全く知らなかったので読めてよかった。なんで伊庭さんばっかりこんなに銃弾食らってるのかしらと気の毒になります。 写真の話は知らなかったですが、かなりの男前と言われているのに写真を見て?となってたので納得です。伊庭さん関連の他の本も読んでみたいと思います 2014/12/10

連盟

1
伊庭八郎の生涯がまあまあ詳しく描かれている。ほとんど「隻腕の剣客」としか知らなかっただけに、なかなか興味深く読みました。2015/12/18

AR読書記録

1
私の中公新書のイメージは、専門家による素人向けだが比較的論文寄りで堅めの入門書+α。しかしこれは、物書きによる素人向けの柔らかめ読み物+αに感じられて、うーん、ちょっと手に取ったときの気分と違う... 引用の仕方、注記の内容などもなんだかなぁというところはある。が、まあでも戊辰戦争にもいろいろな局面があったということが知れて楽しかった。あんまり美男美男言われると、やっぱり写真の一枚でも残っていたら、と思わずにはいられません(ミーハー的感想)。2014/08/26

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