内容説明
北海道より少しだけ広い島国だが、魅力を表す言葉は果てを知らない。それがアイルランド。ケルト文明の地、スウィフト、ワイルド、イェイツ、ジョイス、ベケット、ヒーニーらによる世界文学の生地、ヴァン・モリソンやU2が歌い上げる音楽の島、「虐げられてへつらう者たち」、英国からの独立闘争の国―。一木一草に至るまで言葉が刻まれているこの土地を、達意のエッセイと美味しい訳文でまるごと味わい尽くす。
目次
第1部 ダブリンとレンスター(東部)(薄汚れた町へ―ギネス醸造所、ダブリン;『ケルズの書』―トリニティ・カレッジ図書館旧館、ダブリン、および、キルデア、キルデア州;ストロングボウとイーファの結婚―クライストチャーチ大聖堂、ダブリン ほか)
第2部 コナハト(西部)(縄をなう男たち―ゴールウェイ、ゴールウェイ州;最後の女主人―クール荘園、ゴールウェイ州;胸壁からの眺め―バリリー塔、ゴールウェイ州 ほか)
第3部 マンスター(南部)、アルスター(北部)とベルファスト(風景と人間を結ぶ魔法―ディングル半島、ケリー州;「大飢餓」を語り継ぐ―エニスタイモン、クレア州、および、スキベリーン、コーク州;今はなき路地暮らし―リムリック、リムリック州 ほか)
著者等紹介
栩木伸明[トチギノブアキ]
1958年、東京都生まれ。早稲田大学文学学術院教授、上智大学大学院文学研究科英文学専攻博士課程単位取得退学。白百合女子大学教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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