内容説明
「最も偉大なアメリカ人」に選ばれるほど、人々から敬愛されるレーガン。だが、家族の絆を説いた彼は「離婚歴を持つ唯一の大統領」であり、「保守派の希望の星」ながらソ連との和解、冷戦の終焉に貢献した。アナウンサー・俳優として、大統領として、二〇世紀アメリカの大衆文化と政治をともに体現したレーガンに潜む矛盾は、現代のアメリカが抱える矛盾でもある。その複雑な生涯を描き出す、本邦初の本格評伝。
目次
第1章 マーク・トウェインの世界
第2章 「心の劇場」から「夢の工場」へ
第3章 レーガン都へ行く
第4章 政治教育
第5章 ホワイトハウスへの道
第6章 「小さな政府」と「強いアメリカ」
第7章 「アメリカの朝」―醜聞と頂上会談の渦中で
終章 レーガンの遺産
著者等紹介
村田晃嗣[ムラタコウジ]
1964年、兵庫県神戸市に生まれる。87年、同志社大学法学部卒業。91~95年、米国ジョージ・ワシントン大学留学。95年、神戸大学大学院法学研究科博士課程(国際関係論)修了。神戸大学博士(政治学)。96年、「変容する日米安保政策コミュニティー」で読売論壇新人賞優秀賞受賞。広島大学総合科学部助教授、同志社大学法学部助教授を経て、2005年より同志社大学法学部教授。専攻はアメリカ外交史・安全保障政策論。著書に『大統領の挫折―カーター政権の在韓米軍撤退政策』(有斐閣、1998年、アメリカ学会清水博賞・サントリー学芸賞受賞)、『戦後日本外交史』(共著、有斐閣、1999年、吉田茂賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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