内容説明
ガリレオが自作の望遠鏡を天に向けたとき、近代天文学の幕が開いた。以来発展を続け、ケプラーは惑星運動の法則を発見、ニュートンは力学的宇宙論を、アインシュタインは相対論的宇宙論を創出した。そしてガモフの火の玉宇宙論へ。宇宙像は変容を重ね、今や「光の宇宙」が姿を現しつつある。科学探査機は星々の誕生と進化の道筋を明らかにした。宇宙物理学と名を変えた天文学の歩みを巨人たちの素顔とともに伝える。
目次
天文学から宇宙物理学へ
ガリレオ―望遠鏡で見た宇宙
ケプラーとブラーエ―数的な神秘を漂わす宇宙
ニュートン―重力の発見がもたらしたもの
ラプラスとカント―進化する宇宙へ
アインシュタイン―相対論的宇宙像への道
重力の宇宙から光の宇宙へ―宇宙時代の天文学へ
シャプレーとオールト―天の川銀河の構造を探る
ハッブルとフリードマン―膨張する宇宙の発見
ガモフ、ホイル、そしてWMAPグループ―「宇宙論」と呼ぶ理論とは
広がる地平―宇宙物理学の発展
著者等紹介
桜井邦朋[サクライクニトモ]
1933年(昭和8年)、埼玉県に生まれる。1956年、京都大学理学部卒業。1961年、同大学院理学研究科博士課程修了。理学博士、同年、京都大学工学部助手、64年同助教授。1968年、アメリカ航空宇宙局(NASA)ゴダード宇宙飛行センター上級研究員、75年、メリーランド大学流体力学応用数学研究所教授。77年、神奈川大学工学部教授、工学部長、学長を歴任して2004年退職。2004年、早稲田大学理工学術院総合研究所客員顧問研究員。現在、神奈川大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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マーム
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hirayama46
スミレ雲
左手爆弾