出版社内容情報
生態や五感を解明した上で、人間に匹敵する知的能力、太古から現在に至る人との関係など、わかりやすくイルカの全貌を明らかにする。
内容説明
イルカとは、口のなかに歯が生えた鯨類で、体長が4~5メートル以下の種を指す俗称である。6500万年前、イルカの祖先は海に戻り、哺乳類のなかでも独特な進化の過程を歩んできた。本書は、生物としての変遷、生態、視覚、聴覚、コミュニケーション能力などを説明したうえで、太古から現在にいたる各地域での人との関係、人間にも匹敵すると言われる知的な能力に目を向ける。謎が多いイルカの全貌をわかりやすく明らかに。
目次
序章 イルカとは何か
第1章 生態、五感、能力―海に戻った哺乳類
第2章 神話のなかのイルカとクジラ
第3章 日本、人との関わり
第4章 ドルフィン・インテリジェンス
終章 イルカと人との新たな関わり
著者等紹介
村山司[ムラヤマツカサ]
1960年山形県生まれ。東京大学大学院博士課程修了、博士(農学)。水産庁水産工学研究所研究員、日本学術振興会研究員などを経て、2000年から東海大学海洋学部助教授、2006年から同教授。専門は、イルカ類の感覚と行動、認知および魚類の繁殖(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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