中公新書<br> ローマ喜劇―知られざる笑いの源泉

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中公新書
ローマ喜劇―知られざる笑いの源泉

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  • サイズ 新書判/ページ数 374p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121020178
  • NDC分類 992
  • Cコード C1298

出版社内容情報

いまなお私たちのこころに響くローマ喜劇。当時の社会・文化をふまえながら、プラウトゥスとテレンティウスの作品の精華を紹介する。

内容説明

古代ローマの喜劇作家、プラウトゥスとテレンティウスの作品は日本ではあまり知られていない。しかし「市井の人々の物語で客を笑わせ、かつ感動させる」という、喜劇作家にとっての永遠の課題はローマ喜劇にその源泉が見出され、演劇史上、極めて重要である。本書は現代との関わりを探りつつ主要作品を解説し、その笑いの技法の数々を見る。さらに、ローマ喜劇の歴史に見られる日本近現代の演劇史との並行性を指摘する。

目次

1 ローマ喜劇とは
2 二つのパリウム劇
3 二人の劇作家―劇場人プラウトゥス、文学者テレンティウス
4 ローマ喜劇とローマ社会
5 プラウトゥスの主要作品
6 テレンティウスの主要作品
7 プロログスという現象
8 ローマ喜劇のその後

著者等紹介

小林標[コバヤシコズエ]
1945年、北海道生まれ。72年、京都大学大学院文学研究科西洋古典語学西洋古典文学専攻博士課程修了。京都産業大学教授、大阪市立大学文学部教授等を歴任。大阪市立大学名誉教授。専攻、ラテン・ロマンス諸語比較文献学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kokada_jnet

1
ローマ喜劇というまったく一般に知られていないジャンルについての解説書としては、異常なほど面白い。テキスト批判/文芸論的な従来の研究に異を唱え、「演劇運動」「大衆芸術」としてのローマ喜劇を分析している故。この本の中でも言及されているけれど、リチャード・レスターの「ローマで起きた奇妙な出来事」って、こういう世界の話だったのね。2010/10/05

seu

1
ローマ喜劇の概説書ですが、演劇全般に関わることも述べています。各作品の分析や後世への影響にも触れていて充実した内容でした。2009/09/11

脂肪分

0
「なあんだ、俺の婚約者を強姦したのは俺自身だったのか、じゃあ結婚しても大丈夫!」っていうオチの「ハッピーエンドのコメディ」が昔あったらしい。2000年前と今とじゃ価値観が違うとはいえ、引くわー…2010/02/12

ふたば

0
ローマ喜劇の概説書というよりも、芝居としてのローマ喜劇=パリウム劇を見つめることで、文化運動としてのローマ喜劇を捉えようという試み。ギリシア劇と受容される基盤が違うということが分かって面白い。ギリシア喜劇をお手本にしていても、ローマ人の為に上演しなくてはならない、その苦労が垣間見られる。少し残念なのは作品ごとの紹介部分がしばしば混乱を招く構成になっていること。粗筋の途中で関連するシェイクスピア劇に言及したり、それぞれの作品をよく知っている人には問題ないけれど知らない人にはやや不親切な所がある。面白いけど。2012/04/15

Saiid al-Halawi

0
先行するギリシアのものに比べて情報が少ないだけに面白く読めた。引用されたいくつかの台詞回しも、オペラ・ブッファにならなかったのが惜しいという著者の意見に違わず、にぎやかしく、笑いを誘う内容になっている。著者の強調するように、総合的な舞台芸術であるという演劇の性質上、その「完成された」形を唯一視認する存在たる観客の視座というのは本当に重要なのだと思う。2011/06/02

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