出版社内容情報
ソクラテスの飲んだ毒から、錬金術、ドーピングにいたるまで、古今東西のエピソードを紹介。毒にもなれば薬にもなる物質が続々と登場。
内容説明
毒にしても薬にしても、人類との関わりは、きわめて長く深い。古くから人類は毒を避け、効能のある物質は活用してきた。そして、それらを合成することが可能になってからは、良きにつけ悪しきにつけ、その使用法は無限に拡大している。しかし、実は、同じものが毒にもなれば薬にもなる。本書は、ソクラテスの飲まされた毒から、錬金術、ドーピングにいたるまで、古今東西の毒や薬をめぐる秘話・逸話を紹介するものである。
目次
第1章 古代の毒と薬(地球と毒・薬の誕生;古代エジプト・ギリシャ・ローマにおける毒と薬;古代インド・中国における毒と薬;古代日本における毒と薬)
第2章 中世の毒と薬(魔女と毒草;大航海時代の毒と薬;ルネサンス・錬金術・科学と化学の曙 ほか)
第3章 近世の毒と薬(『本草綱目』と本草学の発展および南蛮医学の導入;近代医学・薬学黎明期における毒や薬にまつわる発見・事件;近代有機化学への出発)
第4章 近代の毒と薬(病原微生物学の誕生と発展;近代薬学および有機化学の誕生と発展;種々の疾病に対抗する療法の黎明)
第5章 現代の毒と薬(抗生物質の再発見と発展;精神を左右する毒と薬;科学の発展と毒と薬;公害と薬害、毒や薬による犯罪)
著者等紹介
船山信次[フナヤマシンジ]
1951年(昭和26年)、仙台市生まれ。東北大学薬学部卒業。同大学大学院薬学研究科博士課程修了。薬剤師、薬学博士。イリノイ大学薬学部留学、北里研究所微生物薬品化学部室長補佐、東北大学薬学部助手、同専任講師、青森大学工学部助教授、同教授、同大学大学院環境科学研究科教授(兼任)、弘前大学客員教授(兼任)等を経て、日本薬科大学教授(漢方薬学科天然物化学分野)。Pharmaceutical Biology(USA)副編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Arisaku_0225
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