出版社内容情報
ブリテン島の一言語だった英語は、1500年の間に様々な言語の影響を受け国際語に発展した。現代英語との関連からその歴史を繙く。
内容説明
5世紀半ば、ブリテン島の一部でのみ使われていた英語は、現在、15億人が使う国際言語へと成長した。英語は8世紀以降、北欧語、ラテン語、フランス語といった「侵入者」たちから、16世紀以降は英国人の海外進出に伴いアメリカ、アジアの言語から、語彙・綴り・文法など様々な影響を受けて創られてきた。本書は、現代英語を意識しながら1500年の歴史を概観し、近代英米社会で急変する姿とその未来を描くものである。
目次
第1章 国際語としての英語
第2章 英語のルーツ
第3章 語彙の増大
第4章 綴り字・発音・文法の変化
第5章 英語の拡張
第6章 現代の英語
終章 英語の未来
著者等紹介
寺澤盾[テラサワジュン]
1959(昭和34)年東京都生まれ。82年、東京大学文学部英語英米文学科卒業。84年、同大学院人文科学研究科英語英文学修士課程修了。85~89年、ブラウン大学大学院言語学科留学。89年、同Ph.D.、一橋大学法学部専任講師を経て、東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻准教授。97~98年、オックスフォード大学にて在外研究、2008年4月より1年間ハーヴァード大学で客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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