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中公新書1941
サブプライム問題の正しい考え方 (3版)

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121019417
  • NDC分類 338.253
  • Cコード C1233

出版社内容情報

アメリカの住宅バブル崩壊から始まった世界信用収縮の危機。問題の本質を明快に描き出し、日本のとるべき対応を考える。緊急出版

内容説明

世界金融を不安定化させているサブプライム問題。銀行、証券会社などが巨額の損失を計上し、動揺が広がっている。アメリカ経済の減速が明らかになるなか、円高や、原油・原材料の高騰が追い打ちをかけ、日本の経済にも不気味な影が落ち始めた。アメリカの住宅ローンの仕組みに遡って、この問題の根源を洗い出し、影響を拡散させたと言われる「証券化」に関しては、明快な分析を試みた。日本は何を教訓として汲むべきか。

目次

第1章 サブプライム問題とその余波(アメリカ実体経済への影響;日本への飛び火;跳梁する投機資金;銀行経営への影響)
第2章 焦げ付いたサブプライムローン(アメリカの住宅金融;サブプライムローンの仕組みと拡大の原因;逆転し始めた歯車)
第3章 国際金融市場への波及(金融機関の損失・破綻の初期症状;証券化と格付けの問題;ヨーロッパへの飛び火と短期金融市場の混乱;アメリカ政策当局の対応と景気の減速)
第4章 日本の住宅金融システムへの示唆(日本の住宅金融の歴史;望ましい住宅金融システムのあり方)
第5章 今後の見通しと日本の課題(サブプライムローン不良債権化の今後;アメリカ経済の先行きと日本;日本がしておくべきこと;コンパクト・シティと代替エネルギー)

著者等紹介

倉橋透[クラハシトオル]
1959年(昭和34年)、東京都に生まれる。獨協大学経済学部教授。1981年3月、東京大学経済学部経済学科卒業。同年4月、建設省入省。1984年10月、ケンブリッジ大学大学院土地経済研究科修士課程修了。東京大学博士(工学)。建設省住宅局、経済企画庁等を経て、現職

小林正宏[コバヤシマサヒロ]
1965年(昭和40年)、福岡県に生まれる。住宅金融支援機構住宅総合調査室主任研究員。1988年、東京大学法学部卒業、住宅金融公庫入庫。OECFマニラ事務所駐在、米国ファニーメイ特別研修派遣等を経て、2007年4月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

14
サブプライムの本質、なぜこのような問題が起こる地盤があったのか、その仕組みなどについて学ぶことができた。特にドミノ倒しのように問題が世界中に波及するさまは、文章で読んだほうが身に迫り、恐ろしかった。もう五、六年前の話になってしまっているが、理解することは必要だと思ったので読了。2013/02/01

メルセ・ひすい

1
10. 21  × アメリカの住宅ローンの焦げ付きに端を発するサブプライムローン問題が、身近な生活や日本経済に与えた影響と今後懸念される余波を詳説し、この問題から、日本の住宅金融に対して与えられる示唆を考察する。日本の住宅とは無関係。・・ ローンという考え方に、その落とし穴が・・・! 借金を認めない家訓・遺言はザラです。2008/08/11

ちやむ

0
僕にとっては極めて難解であった。ほぼぶっとばして、はじめにとおわりにだけ読んだと言ってもいいほど。そのはじめに、の終盤に、「きちんと返済できそうもない人に、お金を貸してはいけないときえ当たり前のことが守られなかったことに原因がある」と書かれていた。もしそれが本当なら、あまりに原因がシンプル過ぎて笑える。2017/09/13

ローリングエルボー

0
チンプンカンプン 2013/03/30

misuke

0
ちょっと読むの早すぎたかなーという感じ。2012/10/02

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