出版社内容情報
「経済学の祖」のメッセージは果たして本当に理解されてきたのだろうか。格差と貧困の時代に「見えざる手」の真意を問い直す。
内容説明
政府による市場の規制を撤廃し、競争を促進することによって経済成長率を高め、豊かで強い国を作るべきだ―「経済学の祖」アダム・スミスの『国富論』は、このようなメッセージをもつと理解されてきた。しかし、スミスは無条件にそう考えたのだろうか。本書はスミスのもうひとつの著作『道徳感情論』に示された人間観と社会観を通して『国富論』を読み直し、社会の秩序と繁栄に関するひとつの思想体系として再構築する。
目次
序章 光と闇の時代
第1章 秩序を導く人間本性
第2章 繁栄を導く人間本性
第3章 国際秩序の可能性
第4章 『国富論』の概略
第5章 繁栄の一般原理(1)―分業
第6章 繁栄の一般原理(2)―資本蓄積
第7章 現実の歴史と重商主義の経済政策
第8章 今なすべきこと
終章 スミスの遺産
著者等紹介
堂目卓生[ドウメタクオ]
1959(昭和34)年、岐阜県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業、京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士(京都大学)。立命館大学助教授、大阪大学助教授を経て、大阪大学大学院経済学研究科教授。著書にThe Political Economy of Public Finance in Britain 1767‐1873(Routledge、2004年、日経・経済図書文化賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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獺祭魚の食客@鯨鯢
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