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中公新書
アメリカの経済政策―強さは持続できるのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 249p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121019325
  • NDC分類 332.53
  • Cコード C1233

出版社内容情報

多少の風波にもビクともしないと思われてきたアメリカ経済は、サブプライム問題で弱体化するのか。歴史的視野を伴った現地報告。

内容説明

アメリカ経済がどうなっていくかを判断するためには、ここ数年、あるいはここ数十年のアメリカの経済政策を丹念に読み解く必要がある。これまで、高い成長を維持してきた一方で、所得格差は拡大しており、家計貯蓄率はゼロに近づいている。また、好調に見えていたところに出現したサブプライム問題も、暗い影を落としている。アメリカの底力は今後も続くのか。現地での観察・対話・分析を通して展望する。

目次

第1章 アメリカ経済一〇年間の成果と課題
第2章 グローバル化と技術革新がもたらす変化
第3章 マクロ経済政策の視点
第4章 新たな地政学的環境の中での対外経済政策
第5章 変革の進む金融セクターとその政策
終章 日本へのメッセージ

著者等紹介

中尾武彦[ナカオタケヒコ]
1956年、大阪に生まれる。1978年、東京大学経済学部卒業、1982年、カリフォルニア大学(バークレー校)経営学修士。1978年、大蔵省に入省後、泉大津税務署長、主税局、国際金融局、国際通貨基金(IMF)への出向、銀行局金融会社室長、財務省国際局国際機構課長、主計局主計官(外務・経済産業・経済協力担当)、国際局開発政策課長を経て、2005年7月から2007年7月まで在米国日本大使館公使。現在、財務省国際局次長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

メルセ・ひすい

1
9-66 赤74 予想殆んど外れ 既知 魅力??元日本大使館公使 初心者向きだがここに来ての経済のうごきは光速のごとく・・モタモタシテいては追いつかない。日米欧の複合金融機関(LCFI)は第五章。これまで高い成長を維持してきた一方で、所得格差拡大、ゼロに近づく家計貯蓄率、サブプライム問題などが暗い影を落とすアメリカ経済。アメリカの底力は今後も続くのか。現地での観察・対話・分析を通して展望する。・・中国が崩壊すれば米国債の大量売りで危機が。                           2008/04/23

guranobi

0
前財務官、今のアジ銀総裁の中尾武彦氏の著書。黒田日銀総裁の後任となったこともあり、将来のキーパーソンとなるかもしれない氏の考え方を知りたくて読んでみた。本書は米国経済政策のレポートというよりも、前半は米国経済を題材にした国際経済学の教科書といった感じ。後半(V章)はサブプライム危機前夜での米国の金融システム・金融機関の監督体制についての概説。 金融をテーマとしつつも、幅広い論点について、学問的背景を持ちながら論考している。良書。著者が結論を述べているというよりも、読者がより深い考察を重ねるための材料では。2013/04/21

ハンギ

0
ややまとまってないけど、情報量は結構多い。アメリカだけでなく、中国についても紙幅を割いていることは実際的だ。経済から金融までの話は幅広いけど参考になりました。特にアメリカの金融規制緩和の話は興味深かった。サブプライムローン危機を問題視する言説が目立ってきているなか、それでもアメリカの優位は揺るがないというのはその通りかもしれない。日本も2000年に金融庁設置している話は興味深かったので、それについてももっと書いて欲しかったかも。モラルハザードをいかに起こさないかが、金融の課題でしょうね。2012/05/26

アマルサス

0
ゴツい。だからこそサラッと読もう。関連本にもあたろうか2010/11/25

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