出版社内容情報
バビロン捕囚やローマ帝国との戦いを経て流亡の身となったユダヤ民族が、第二次世界大戦後に独立国家を築くまで。コンパクトな通史。
内容説明
イスラエルという民族名は、紀元前十三世紀のエジプトの碑文にはじめて登場する。文明が交錯する東地中海沿岸部では、さまざまな民族が興亡してきた。そのなかで、イスラエル(ユダヤ)民族はバビロニア捕囚やローマ帝国による迫害など、民族流亡の危機を乗り越え、第二次世界大戦後に再び自らの国を持つに至った。本書は、民族の祖とされるアブラハムから中東戦争後の現在まで、コンパクトに語る通史である。
目次
イェルサレム
パレスティナ・イスラエルの国土
王政以前
第一神殿時代―紀元前10世紀~紀元前6世紀
第二神殿時代―紀元前538~紀元後70年
対ローマユダヤ叛乱―紀元後66~74年/132~135年
ビザンツ帝国時代から初期ムスリム時代へ―324~1099年
十字軍時代―1099~1187年
アイユーブ朝からマムルーク朝へ―1187~1517年
オスマン帝国時代―1517~1917年
ツィオニズム運動の開始
反ユダヤ暴動から建国前夜まで
イスラエル国誕生
中東戦争
著者等紹介
高橋正男[タカハシマサオ]
1933年、福島県会津若松市に生まれる。1958年、中央大学経済学部卒業。1964~65年、イェルサレム・ヘブライ大学に留学(イスラエル政府給費生)。1966年、中央大学大学院文学研究科博士課程修了、同年、獨協大学専任講師(教養部)。同大学助教授、教授(外国語学部)をへて、2004年、獨協大学名誉教授。1976~88年、社団法人日本オリエント学会理事。専攻・イェルサレム史。著書・訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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