出版社内容情報
「自分が年をとったときには年金制度はつぶれてなくなっているのではないか」――本来、人々に安心をもたらすはずの年金制度が、逆に大きな不安材料となっている。年金制度の適切な運営は、国防・治安・教育と並ぶ、政府の重要な機能の一つである。少子高齢化が進むなか、安心して信頼できる制度を作るにはどうするべきか。基礎年金の消費税化や一元化を検討し、本当の公平さと福祉国家の将来像を提示する。
内容説明
「自分が年をとったときには年金制度はつぶれてなくなっているのではないか」―本来、人々に安心をもたらすはずの年金制度が、逆に大きな不安材料となっている。年金制度の適切な運営は、国防・治安・教育と並ぶ、政府の重要な機能の一つである。少子高齢化が進むなか、安心して信頼できる制度を作るにはどうすべきか。基礎年金の消費税化や一元化を検討し、本当の公平さと福祉国家の将来像を提示する。
目次
1 信頼衰退の根源にあるもの(年金に加入するのは損か得か;世代間格差はなぜ生じたか;格差と負担増をめぐる二つの誤解)
2 制度の持続可能性―二〇〇四年改正を検証する(年金会計の基本;年金の収支バランスを維持するには)
3 世代間と世代内の公平性(相対的年金水準とは何か;未納は本当に問題なのか;基礎年金の消費税化を検討する;年金の一元化とは何か;税方式あるいは積立方式への転換論について)
安心して信頼できる年金をめざして
著者等紹介
盛山和夫[セイヤマカズオ]
1948(昭和23)年、鳥取県生まれ。東京大学文学部社会学科卒業、東京大学大学院社会学研究科社会学専攻博士課程中退。博士(社会学)北海道大学助教授、東京大学助教授を経て、東京大学大学院人文社会系研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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