中公新書
楼蘭王国―ロプ・ノール湖畔の四千年

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  • サイズ 新書判/ページ数 226p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121018236
  • NDC分類 222.8
  • Cコード C1222

出版社内容情報

ロプ・ノール湖畔に花開き、ミイラ「楼蘭の美女」で知られる文明から、人類の壮大な営みが見えてくる。

内容説明

前二世紀から五十年余り、楼蘭王国は歴史上にその姿を現した。だが、四千年前のものとされるミイラ「楼蘭の美女」が発見されたように、ロプ・ノール周辺には太古から独自の文化が花開いていた。前七七年に名を改めた後も、「オアシスの道」に点在する諸都市を支配下に置き、繁栄を誇った。辺境の地を舞台に展開した東西文明の交流はどれほど活発なものだったのか。楼蘭の歴史をたどると、人類の壮大な営みが見えてくる。

目次

第1章 史記の中の楼蘭
第2章 消された楼蘭王国
第3章 ロプ・ノールをめぐって
第4章 スタインの登場
第5章 ミイラが語る楼蘭前史
第6章 ガンダーラ語の文書を読む

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まーくん

89
インド哲学の専門家による西域楼蘭王国の歴史。前二世紀から50年余り中国の史書に、その姿を現し消えていった幻の王国。広大なタクラマカン砂漠の東端、さまよえる湖ロプ・ノール湖畔にあったという楼蘭王国。有名なヘディンやスタインの探検調査などによれば、この地には4000年も前から独自の文化が花開いていたらしい。私も中年以上の多くの日本人と同様、シルクロードの歴史にロマンを感じるのだが、個々の国々の名や消長はよく知らない。本書では『史記』の「匈奴列伝」などを引き、この地域全般の歴史背景についても教えてくれる。2021/10/03

へくとぱすかる

46
再読。諸外国はもちろん中国の地図にも載っていない楼蘭が、なぜか日本製の地図に乗っている不思議。都市どころか誰も住んでいない遺跡をわざわざ載せるのは、日本人のロマンと解するしかないだろう。漢代の楼蘭時代からもはるか遠く、古墓を残した四千年前の人々は何語を話していたか。それを知る手がかりがあるということに驚く。同時に、古い印欧語の動向を知る手がかりも。2017/11/03

ぺっ君

34
楼蘭、ロプノールについてスヴェンヘディンなどの探検家の足跡を踏まえて考察したもの。文献や遺跡の検証のみならず匈奴や月氏など遊牧民国家の衰勢などの歴史的背景の説明や河川の変遷の検証もわかりやすく楼蘭やロプノールがよく理解できる構成だと思う。この手の歴史の各論を取り上げた新書としては出色だと思う。2021/09/23

へくとぱすかる

33
現地の言葉でクロライナと呼ばれた楼蘭は、常に周囲の外圧の影響の中で興亡していった小さな、しかし重要な国だった。漢帝国の歴史にかかわって登場するよりも二千年も前から、この地域には独特の文化が存在していた。読了後に思ったのは、後にゾロアスター教につながる原型の文化とでも言うべき存在だったのでは、と。印欧語の一種トカラ語の痕跡がみられることから、この文化は案外長く細々と続いていたのだろう。最終的には4世紀に見捨てられてしまうまでの、この都市国家の、かすかな光芒を読んだような気になった。2014/06/30

びっぐすとん

16
図書館本。小学生の時「楼蘭の美女」発見の報を新聞で見たのがシルクロードへの興味の発端かもしれない。スタインやヘディンの調査、中国の歴史書の記述から楼蘭がどこにあり、どんな人々の国であったかを辿る内容は難しい漢字の国名、地理に迷いながらも興味深かった。砂漠に埋もれてしまったもの、砂漠だから残ったもの、全容が解るのはいつになるだろう?世界中、中国の地図にさえ楼蘭の地名は載っていないのに、日本の地図には載っていると初めて知った。楼蘭の王都がどこにあったのかはまだわかっていない。やはりシルクロード興味が尽きない。2021/10/10

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