中公新書<br> 丸山眞男の時代―大学・知識人・ジャーナリズム

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中公新書
丸山眞男の時代―大学・知識人・ジャーナリズム

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  • サイズ 新書判/ページ数 339p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121018205
  • NDC分類 311.21
  • Cコード C1221

出版社内容情報

戦後の市民による政治参加に圧倒的な支配力を及ぼした丸山眞男。そのカリスマ的な存在感の背景には、意外なことに、戦前、東大法学部の助手時代に体験した、右翼によるヒステリックな恫喝というトラウマがあった。本書は、六〇年安保を思想的に指導したものの、六〇年後半には学生から背を背けられる栄光と挫折の遍歴をたどり、丸山がその後のアカデミズムとジャーナリズムに与えた影響を検証する。

内容説明

戦後の市民による政治参加に圧倒的な支配力を及ぼした丸山眞男。そのカリスマ的な存在感の背景には、意外なことに、戦前、東大法学部の助手時代に体験した、右翼によるヒステリックな恫喝というトラウマがあった。本書は、六〇年安保を思想的に指導したものの、六〇年代後半には学生から一斉に背を向けられる栄光と挫折の遍歴をたどり、丸山がその後のアカデミズムとジャーナリズムに与えた影響を検証する。

目次

序章 輝ける知識人
1章 ある日の丸山眞男―帝大粛正学術講演会
2章 戦後啓蒙という大衆戦略
3章 絶妙なポジショニング
4章 大衆インテリの反逆
終章 大学・知識人・ジャーナリズム

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

寛生

33
丸山が受けた所謂〈トラウマ〉が彼の思想にどう影響したかということとあわせて、その時代に知識人達も社会と個人の間でどのようにもがき苦しんで考えていく道筋を一歩また一歩と進んでいったかという記述が印象的。後半、丸山をエリート知識人のようにして、彼の陰の部分の記述があるが、これは入門書(解説書)にはどうかと思う。入門書や解説書は、著者は出来る限り、言えばその思想家の亡霊に取り憑かれて、その思想の背後にある情熱ーそれは思想家のトラウマと切っても切れないものだろうがーに耳を傾けながらペンをとる覚悟が必要ではないか。2014/03/01

nbhd

18
ちょっと容易にはまとめられない超濃厚な一冊。資料引用の手捌きに、社会科学的分析の見事なこと、脳ミソ満腹の感。(1)丸山の心性の深みには、いつでも凶暴右翼・蓑田胸喜の影が…(2)敗戦直後しかり、安保闘争直後しかり共産党勢力が弱体化するとき、丸山は輝いた(3)実際の話、「超国家主義の論理と心理」は幅広い読者を得ていない(4)丸山の、実学と非実学、ジャーナリズムとアカデミズムのあいだの絶妙なポジショニング(5)丸山が育てた大衆インテリが、安保”敗退”の責任を丸山に当てつけるといった論理。超濃厚だから再読必至。2016/10/18

ヤギ郎

11
丸山眞男を主人公に,戦後日本の知識人や大学,ジャーナリズムの状況をつづった本。知的エリートと市民との差を埋めようと努力する人もいれば,自分が知的エリートであることを誇り(?)に思い他者を攻撃する人もいる。思想面について,戦前戦後を問わず,「この思想で行くぞ!」と特に宣言をした人がいるわけでもないのに,国全体が一つの思想へと傾いていく様子は不思議なものだ。また,肌で感じる社会の様子と実際に数字で見た時のギャップも驚きものだった。ちょっと古い本ではあるが,最終章は現代にも通ずることを書いていると思う。2018/01/09

denz

5
丸山眞男自身についてと言うよりも、丸山が象徴する「東京大学教授」という表象に対する非東京大学教授の怨望を描く時代史。昭和期の国家主義運動の担い手が、丸山のいうように「亜インテリ」ではなく、本当のインテリ層にも浸透していたという指摘は興味深い。やはり知識へのアクセスの大衆化が、「東京大学教授」を叩く主体が帝大卒の慶大教授(蓑田胸喜)、非東大卒の在野知識人(吉本隆明)等々へと変換していき、現在はインターネットの普及により、さらに誰でも権威に反抗できる時代になったのだろう。安保闘争の動員とテレビの関係も面白い。2013/02/16

Mercy

4
丸山という知識人の評伝であり、かつその栄枯の時代的背景をブルデューなどの社会学に基づいて追った好著。丸山体験を経た経験を引きつつ、丸山の主張の是非と功罪を、同時代の言説を適確に結集させながら、問う博引旁証ぶりは圧巻である。主線には丸山と蓑田胸喜という国粋主義者との対決および丸山のトラウマ体験が引かれる。津田事件、安保闘争、大学闘争にまでまさに執拗低音のように反復される、大衆的なインテリの暴動のすえに、トラウマを直視するように「歴史意識の古層」を完成させた点は感動的ですらある。知識人は感情を究めるべきだ。2021/12/12

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