内容説明
ルネサンスといえば、優美な絵画や華麗な貴族の生活などが思い浮かぶが、都市や農村の大多数を占める、それとは無縁の無名の人びとは、毎日を必死で生きていたのである。それゆえ厳しい生活環境のなかで、知恵と才覚を武器に生存競争を勝ち抜きながら、自らの欲求に忠実にふるまうこともしばしばであった。本書は、輝かしいルネサンスの陰にかくれた庶民たちの日常を、残されている史料をもとにいきいきと再現する。
目次
第1章 広場と路地
第2章 衣食をめぐる葛藤
第3章 田園生活は麗しい?
第4章 子作りと子育て
第5章 犯罪と刑罰
第6章 売春とホモセクシャリティ
著者等紹介
高橋友子[タカハシトモコ]
1957年(昭和32年)、京都市生まれ。立命館大学文学部卒業。同大学大学院博士課程後期満期退学。イタリア政府給費留学生としてボローニャ大学留学後、立命館大学より博士号(文学)取得。現在、神戸女学院大学文学部総合文化学科助教授。著書に『捨児たちのルネッサンス』(名古屋大学出版会、第23回マルコ・ポーロ賞)など
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