内容説明
科学の歴史をたどると、偉大な発見も、思わぬ方向に道がひらけた偶然の結果にすぎないことが多いという事実に驚かされる。そこには、自然の原理を解明しようと情熱を傾けた「科学者」たちの創意工夫と試行錯誤があった。「近代科学」の生まれた一七世紀から、宇宙・生命・脳の神秘に自然科学が迫りつつある現代まで。物理学・天文学・化学を軸に、四〇〇年の歩みを年表形式で読み解く、科学史のガイドブック。
目次
プロローグ 自然科学誕生前史
1章 17世紀の歩み
2章 18世紀の歩み
3章 19世紀前半の歩み
4章 19世紀後半の歩み
5章 20世紀前半の歩み
6章 20世紀後半の歩み
エピローグ 20世紀末の展開
著者等紹介
小山慶太[コヤマケイタ]
1948年、神奈川県生まれ。1971年、早稲田大学理工学部卒業。現在、早稲田大学社会科学部教授。理学博士
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感想・レビュー
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尾久江秀高
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科学史の講義で参考書として使用し、その後もう一度読み直してみた。科学の発展は学者だけはなく技師の成果によるものも大きかったこと、わずか400年間(とりわけ19~20世紀)で急速に科学が発達していったことなど等にとても驚いた。それぞれのトピックが短い物語になっているので頭の中に入ってくる感じがした2011/05/03
noin
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おもしろい。2011/04/29
nemuri
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物凄く面白い本だった。400年に渡る天才たちの歩みが、まるで良質な小説のように自分の中へ飛び込んで来る。2010/04/19
ゴリ丸
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辞典のような科学年表とは趣を異なり、ここ数百年間における科学の発展を、小説のようなダイナミクスとともに読むことができた。2009/09/08