内容説明
ニューヨークのエンパイア・ステート・ビルを訪れてみると、周囲にひしめくハングルの看板に驚かされる。二〇〇万人が暮らすアメリカをはじめ、海外のコリアンはいまや一五〇カ国、六〇〇万人に及ぶ。自ら事業を興したり、医師や弁護士など専門職につく者も多い。コリアンが海外に進出して一五〇年、彼らはなぜ短期間に拡がり、根づき、確たる地歩を占めるに至ったのか?その歴史と生活をたずね、パワーの源に迫る。
目次
第1章 世界に広がる海外コリアン
第2章 可能性へのチャレンジ―アメリカのなかのコリアン
第3章 民族として共存する―中国のなかのコリアン
第4章 激動を乗り越え―ロシア・中央アジアのなかのコリアン
第5章 底力を発揮する―日本のなかのコリアン
著者等紹介
朴三石[パクサムソク]
1954年、岐阜県で生まれる。1977年、朝鮮大学校政治経済学部卒業。1979年同学研究院(大学院)修了。現在、同学政治経済学部教授。法学博士。専攻、法社会学、在日朝鮮人人権論。日本国際教育学会常任理事(1990年~)、同学会紀要編集委員会委員長(1998~2000年)、山梨大学(1992年)、鹿児島大学(1999年~)非常勤講師
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