中公新書
オーラル・ヒストリー―現代史のための口述記録

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  • サイズ 新書判/ページ数 207p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121016362
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C1221

内容説明

個人や組織の経験をインタヴューし、記録を作成して後世に伝えるオーラル・ヒストリーは、歴史資料としてばかりではなく、意思決定のケース・スタディーとしても利用価値が高い。著者らは、政治家、官僚、実業家への聞き取り調査を蓄積し、政策決定プロセスの解明を目指している。本書は、オーラル・ヒストリーの準備、実施、速記の整理から、資料としての利用法までを具体的、実践的に手ほどきするものである。

目次

第1章 オーラル・ヒストリーとは何か
第2章 歴史資料としてのオーラル・ヒストリー
第3章 オーラル・ヒストリーの現代史的意味
第4章 オーラル・ヒストリー・メソッド
第5章 オーラル・ヒストリー万華鏡
第6章 現代の意思決定に迫る

著者等紹介

御厨貴[ミクリヤタカシ]
1951年(昭和26年)、東京に生まれる。東京大学法学部卒。東京大学助手、ハーバード大学客員研究員、東京都立大学教授を経て、現在、政策研究大学院大学教授
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感想・レビュー

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モリータ

14
◆2002年刊。著者が「公人の、専門家による、万人のための口述記録」と定義する「オーラル・ヒストリー」についての「問題提起を含む概説書」であり「その現代的意味を、歴史的、理論的、かつ実践的に解明する」書(以上「あとがき」より)。◆本書でも言及されている後藤田正晴、鈴木俊一、渡邉恒雄、竹下登といった政治家の回顧録を眺めるほうが、本書単品で読むよりも各ポイントを実感しやすいのでは。研究方法や研究史などは用のない人もおろうが、個人的にはオーラル・ヒストリーを用いた研究を志す学生も話すときには役立ちそう。2021/01/23

sk

5
個人へのインタビューを歴史の資料とするオーラルヒストリー。その第一人者が理論と実践について語る。供述調書やカウンセリングなど類似の営みとの比較もあり面白かった。2017/11/26

浅香山三郎

5
2002年の本。御厨さんの著書は、『権力の館を歩く』、『知の格闘』についで3冊目。オーラル・ヒストリーの経験を踏まへ、一般向けにその有効性と歴史と方法・実践を紹介する。研究が科研になり、何冊か成果が生まれ、最後に啓蒙活動をするといふ全く無駄のない御厨さんの手際のよさに感心する。第四章の「オーラル・ヒストリー・メソッド」、第五章「オーラル・ヒストリー万華鏡」は、政治史の立場からではない、多少なりとも、「聞き取り調査的なこと」を手がける人たち全般に対しても役に立つ。2016/03/07

spanasu

3
オーラルヒストリーを「公人の、専門家による万民のための口述記録」と定義し、それは情報公開や政策決定過程の透明化に役立つとする。新書という形態にも関わらずどのような読者を想定しているのかが謎だが、オーラルヒストリーの升味準之輔、伊藤隆、水谷三公、牧原出、御厨貴らの研究への利用方法の違いの説明を読むとそれぞれの研究が読みたくなった。2020/03/27

rubeluso

3
現代史を考える上での記録は多くはない。特に政治過程において判断に関わった政治家や官僚の行動を考えるために、筆者は「オーラル・ヒストリー」が有用であるとする。公人へのインタビューを実際に企画し、成果物を出していく上での筆者のこれまでの経験や後世へのアドバイスが語られている。「現代史のための口述記録」の残し方としては示唆に富む本2017/02/04

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