中公新書<br> ナポリの肖像―血と知の南イタリア

中公新書
ナポリの肖像―血と知の南イタリア

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  • サイズ 新書判/ページ数 231p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121016096
  • NDC分類 237
  • Cコード C1222

内容説明

イタリア半島南部にある、風光明媚な大都市ナポリ。東にポンペイを滅亡させた火の山ヴェズーヴィオを望み、足元の紺碧の海には、カプリやイスキアの島々が浮かんでいる。ギリシアの植民市として出発したナポリは、さまざまな民族が往き来する地中海の歴史の中でどのように独自の文化を築きあげたのだろうか。本書は、旅行者を魅了してやまない、かの地の豊饒な生活と文化の神髄に迫ろうとするものである。

目次

第1章 都市ナポリ(マグナ・グラエキア;ナポリ公国とノルマン人;フェデリーコ二世 ほか)
第2章 光と影の都(ルネサンス文化繚乱;総督ペドロ・デ・トレド;マザニエッロの乱 ほか)
第3章 ナポリの生活(ナポリの現実;食の文化と生活;ナポリの食誌)

著者等紹介

沢井繁男[サワイシゲオ]
1954年(昭和29年)、札幌市生まれ。東京外国語大学外国語学部イタリア語学科卒業。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(学術)。作家。ルネサンス文化研究家
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感想・レビュー

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うえ

4
「ナポリはもちろんのこと、イタリア都市の多くはギリシアの植民地に起源を持つ。それゆえポリスなのだが15,6世紀の都市の多くはポリスの域を脱っしている…し、スペイン王国などポリスではない。これは「state」である。…イタリアの各都市はこの国家力に圧倒されるのである。しかもその国家が支配権を握るや秩序が保たれ、外敵の侵入にも打ち勝てる。スペインをこうした国家に仕立てたフェルナンド「カトリック王」をマキアヴェッリは称えるのである。ここには人格形成を旨とし人徳の練磨を大切にするルネサンス人文主義の片鱗すらない」2023/11/04

中島直人

2
(図書館)ナポリに関わりのかる人に関する思想史。期待と異なり少し残念。2022/07/20

バジルの葉っぱ

2
ルネサンス、バロック期のナポリの様子がしりたくて本書を手に取った。音楽史にほとんどふれられてなくてちょっと残念。(p146でナポリ楽派に少しふれていた。代表的な作曲家としてアレッサンドロ・スカルラッティの名があげられていた。) 2017/05/11

rbyawa

2
正直、ナポリそのものがこれだけ複雑な経緯を辿ったわりには内容的にはわかりやすいのではないかなぁと思うのですが、若干これそのものが入り口にはならないかなぁ、というような気も。ただ、周辺地域の歴史を読んできてナポリ単独、ということだと過不足なくていいかもなぁ、とも。大雑把にギリシア人が作り(ローマよりも前ですよ)、ローマ時代、ノルマン人支配の時代にアラビア文化流入、神聖ローマ帝国支配、フランス支配を撥ね返してのスペイン支配、で700年。その後イタリア独立。全て街並みに残ってる辺りがなんだかすごい。2010/04/17

ゆーみん

0
ナポリを見て死にたい(^^)ギリシア時代から色々な国に支配され続けて、その上で今のナポリがあるんだな。ごみ問題や美しい景色など、良いことも悪いことも含めて。世界史をちゃんと勉強し直したくなりました。2012/08/20

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