中公新書<br> 税制ウォッチング―「公平・中立・簡素」を求めて

中公新書
税制ウォッチング―「公平・中立・簡素」を求めて

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  • サイズ 新書判/ページ数 252p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121015914
  • NDC分類 345.1
  • Cコード C1233

内容説明

少子高齢化社会の到来、膨大な財政赤字の増加などにともない、遠くない将来に税制の抜本的改革が避けられそうもない。国民の税についての関心は、経済成長期にくらべてはるかに高くなっている。口当たりがいいだけの安易な減税論を排し、「公平・中立・簡素」という租税原則にもとづいた税の仕組みは、どうすれば築けるのか。過去十数年の問題点をクリアにしながら、活力ある社会のための税のありかたを展望する。

目次

第1章 税制改革の担い手―政府税制調査会の役割
第2章 デモクラシー下の税制―政治と税の攻防
第3章 景気対策と歪められた税制―あいつぐ減税要求の後遺症
第4章 企業は納税者たりうるか―法人税の新たな展開
第5章 社会保障と税制―高齢社会における費用負担
第6章 分権化社会における税制―安定財源を求めて
第7章 税制のグリーン化―環境税は必要か
第8章 グローバル化・情報化と税制―税を徴収できるのか
第9章 税制あれこれ―メモ帳から

著者等紹介

石弘光[イシヒロミツ]
1937年(昭和12年)、東京に生まれる。一橋大学経済学部卒業。同大学院修了。一橋大学教授。現在、同大学学長。財政学専攻。経済学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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KAZOO

91
政府税制調査会の会長が、日本の税制について気付いたことから論点を広げられて書かれたもので、教科書的な体裁にはなっていません。税のことを語らせたら今の日本には石先生ほどの人はいないと思われます。現在問題となっている税制面から見た様々なポイントを各国との比較で説明してくれています。ひとつ例を挙げれば、法人税が他の国に比較して高いといわれていますが表面的なところを見ないで様々なほかの優遇措置も含めて考えていく必要があるといっています。2015/10/20

Naota_t

1
2011/10/17 2011/10/17

piro piro31

1
タックスペイヤーとして、税制をウオッチ(監視)するという論点。税金は取られているのではなく支払っているという感覚は覚えておきたい。2014/10/21

T

0
P16まで2022/10/07

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