中公新書<br> 福沢諭吉と中江兆民

電子版価格 ¥702
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

中公新書
福沢諭吉と中江兆民

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 241p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121015693
  • NDC分類 289.1

内容説明

明治日本の主要な課題は、近代国家の建設にあった。ただ、その方向に異論はなくとも、内容については議論が分かれ、西洋文明の受容に重大な役割を演じた福沢と中江も、対照的な反応を示す。ともに私塾を興すが、実学尊重の慶応義塾、古典教養に執着する仏学塾と、教育理念は両者の世界観を反映し相違を見せた。同年に没した思想家二人の文明論・国家論を、現代の問題関心から読み起こし、新世紀の展望を拓く。

目次

1 はじめに―没後100年
2 福沢と中江の生涯―比較対照される二人
3 慶応義塾と仏学塾―両塾の特徴
4 功利主義の功罪―近代社会と進化
5 西欧文明をどうみたか―「開化」のとらえ方
6 アジアをどうみたか―脱亜論と人間同等論
7 西欧化と伝統―実学と教養
8 文明と侵略―文明論的発想の限界

著者紹介

松永昌三[マツナガショウゾウ]
1932年生まれ。東京教育大学大学院日本史専攻博士課程修了。文学博士。岡山大学教授を経て、現在、日本女子大学文学部史学科教授。専攻、日本近代思想史。著書に、『中江兆民全集』(共編、岩波書店)、『中江兆民評伝』(岩波書店)ほか