中公新書<br> ニュース・エージェンシー―同盟通信社の興亡

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中公新書
ニュース・エージェンシー―同盟通信社の興亡

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  • サイズ 新書判/ページ数 298p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121015570
  • NDC分類 070.19
  • Cコード C1221

内容説明

瞬時に世界を駆け巡るニュース。その多くはロイター、APなど欧米の報道機関の発信による。情報が国際世論を左右する現状にあって、通信社の役割はきわめて重い。しかし今日の日本には強力な発信力をもつ国家代表通信社がない。同盟通信社は昭和一一年、「日本人自身による情報管理」を夢見て、「聯合」と「電通」の合併から生まれた。悲願達成を前に、宣伝機関へと変質していった歴史を丹念に追い、通信社の使命を問う。

目次

1 通信社誕生(光永星郎と電通;古野伊之助と国際通信社 ほか)
2 大同結盟(電聯競争;国際宣伝戦 ほか)
3 総力戦(戦時報道体制;筆剣一如)
4 報道と宣伝(助成金下附申請;インテグリティー)
5 同盟解体(歴史に残る報道;GHQ対DOMEI)

著者等紹介

里見脩[サトミシュウ]
1948年(昭和23年)福島県に生まれる。1973年早稲田大学教育学部卒業後、時事通信社入社(政治部)。政治部次長、ロンドン特派員などを歴任。著書に『中曽根内閣史』(分担執筆、中央公論事業出版)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Go Extreme

2
通信社誕生:光永星郎と電通 日本電報通信社 通信と広告 UP対AP 古野伊之助と国際通信社:世界分割協定 ロイターの代理店 日本人による通信社 岩永裕吉と聯合 暖簾代 貴族と大陸浪人 大同結盟:電聯競争 取材構想 満州国通信社 国際宣伝戦 時局同志会 情報委員会 切り札 貴族院議員 対外報道と無線電信 同盟誕生 セクショナリズム  総力戦:戦時報道体制 思想戦の中枢機関 筆剣一如 紙の爆弾 従軍記者 報道と宣伝:助成金下附申請 インテグリティー 高潔な姿勢 同盟解体:歴史に残る報道 GHQ対DOMEI 2021/03/16

Masayuki Shimura

0
[国の耳目と口とになって]個人レベルでの直接的な関わりがあまりないことから、影響力の大きさをなかなか実感することのない通信社という存在に光を当てている点がまず面白い。その上で、日本における通信社の歩みを、世界との比較も交えながら紹介してくれているため、わかりやすさが非常に嬉しい作品でした。日本近現代史に興味のある方にも、メディアそのものに興味のある方にもぜひオススメです。2016/08/25

tenorsox

0
日本の通信社の歴史。 維新後に乱立した通信社の中で電通(広告業と兼業)と国際通信社の2社が勝ち残る→政府含めた各方面の様々な思惑から両社は統合され、電通の広告部門は切り離される(現電通)→戦時下で政府関与が強まっていく→敗戦後2社(共同と時事)に分割 と史実はこんな感じだが、元の電通と国際の収益構造の違いとか、統合に際しての各々の事情とか、ロイターやAPは戦時下でどう振る舞ったとか、戦後2社に分割した背景とか色々興味深い。 釣りタイトルも使わず、学術的な話をコンパクトに学べる新書のお手本的な本。2015/08/28

スプリント

0
電通が昔はニュース通信と広告の二輪立てだったことを本書で初めて知りました。APやロイターのように世界へ発信できる通信社は目指して統合したが軍部に利用され消えていった同盟通信社。統合に抗うも屈した電通。それぞれの通信社の理想と現実が描かれています。2013/10/10

シュミットさん

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かつて日本にあった国内唯一のナショナル・ニュース・エージェンシー、同盟通信社。その誕生秘話と短命に終わった歴史に迫る。2009/11/06

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