中公新書<br> 海の帝国―アジアをどう考えるか

個数:
電子版価格
¥814
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

中公新書
海の帝国―アジアをどう考えるか

  • 白石 隆【著】
  • 価格 ¥814(本体¥740)
  • 中央公論新社(2000/09発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 14pt
  • 提携先に2冊在庫がございます。(2024年05月01日 17時19分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 218p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121015518
  • NDC分類 220
  • Cコード C1231

出版社内容情報

「海のアジア」、それは外に広がる、交易ネットワークで結ばれたアジアだ。その中心は中国、英国、日本と移ったが、海で結ばれた有機的なシステムとして機能してきた。世界秩序が変貌しつつある今、日本はこのシステムとどうかかわっていくべきか。二世紀にわたる立体的歴史景観のなかにアジアを捉え、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、タイを比較史的に考察する。第一回読売・吉野作造賞受賞。

内容説明

「海のアジア」、それは外に広がる、交易ネットワークで結ばれたアジアだ。その中心は中国、英国、日本と移ったが、海で結ばれた有機的なシステムとして機能してきた。世界秩序が変貌しつつある今、日本はこのシステムとどうかかわっていくべきか。二世紀にわたる立体的歴史景観のなかにアジアを捉え、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、タイを比較史的に考察する。第一回読売・吉野作造賞受賞。

目次

第1章 ラッフルズの夢
第2章 ブギス人の海
第3章 よちよち歩きのリヴァイアサン
第4章 複合社会の形成
第5章 文明化の論理
第6章 新しい帝国秩序
第7章 上からの国民国家建設
第8章 アジアをどう考えるか

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

71
2000年刊なのでもう20年以上前の本だが、東南アジア史の専門家によるアジア、とりわけ東南アジア~日本の海域圏を、構造的に把握してその近現代史を解きほぐしていくマクロな記述に引き込まれた。この点では鶴見良行の民衆からみたある意味ミクロの積み上げと対照的な面があると感じた。18世紀位までの「マンダラ国家」というコアの影響力で伸縮する社会の結びつきから、19世紀以降の「リヴァイアサン」(著者は近代領域国家-植民地を含む-位の意で使用)の成長、そしてその中でいかに「国民」意識が作られたかの部分が特に面白かった。2022/04/19

Book & Travel

39
仕事で関わることも多く身近な東南アジアだが、歴史をあまり知らないことに気付き、本書を手に取ってみた。東南アジア近代史に日本との関係史を絡め、アジアの地域システムを描いた本書。大学の講義のようで読み易くはないが、点在したまんだら王国、それに取って替わった英国の海峡植民地を核とする自由貿易帝国、そこでの華僑の役割など興味深い内容が多かった。2000年刊行とやや古く、中国が東アジアの覇権において米国に対抗することは考えにくいと述べられる。その後の台頭を予見できなかったのが、逆に当時はそうだったかと興味深かった。2021/09/30

16
植民地化以降の東南アジアの歴史を巨視的に捉えた新書。アジア各国が近代国家になるまでの歩みを比較史的に考察している。フィリピン、インドネシア、マレーシア、タイといった国々の歴史の概説部分は面白かった。2015/08/30

coolflat

13
シンガポール・マラッカ・ペナンをなす海峡植民地=自由貿易帝国圏。この英国による「自由貿易帝国」圏は19世紀に、オランダもポルトガルも成し得なかった、華僑による朝貢貿易システムを解体させた。解体されたとはいっても、これまでの古い宗主権秩序が破壊されただけで、華僑のネットワークは維持された。この華僑ネットワークと英国「自由貿易帝国」圏が結びつき、シンガポールは発展する。現在、この英国「自由貿易帝国」圏は、米国の秩序に組み込まれている。日本はこの秩序において「アジアの工場」=「アジアの兵站基地」の位置を占めた。2016/05/05

K

6
普段から新聞をよく読んでいれば不要。2016/01/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/439853
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。