中公新書
河童よ、きみは誰なのだ―かっぱ村村長のフィールドノート

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 212p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121015341
  • NDC分類 388.1
  • Cコード C1239

内容説明

頭に皿を載せ、背中に甲羅を背負った河童。人を川に引き込んだり、相撲を挑む一方、秘薬を伝え、洪水の復興に尽力するなど、この想像上の動物には様々な意味が託されてきた。民話の主人公となり、時に妖怪変化の類にも扱われる河童とは何者なのか。河童の実在を信じて各地に伝承・伝説を訪ね、史料を読み解く著者の前に、歴史のなかで虐げられ、無視され、巧妙に隠匿された弱者たちの姿がおぼろに立ち現れてくる。

目次

第1章 目撃された河童たち(遠野の河童は赤い;捕えられた河童;河童の姿形)
第2章 河童たちの履歴書(河童の誕生;河童の経歴;河童の特技と賞罰)
第3章 河童に秘めた親書

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

eirianda

10
河童がどれほど好きなのだろう。妖怪は遡れば迫害された被差別の人々に結びつく。なんともなぁ…(ため息)2016/09/05

Satoshi

8
日本全国のカッパ伝承を纏めた新書。カッパを辿れば、平家の落武者、被差別部落にも繋がる。日本神話からもカッパに結びつけており、著者のカッパ愛を感じられる。2024/05/06

Yui.M

6
目撃情報が面白い。2016/10/25

月見里

3
これは詳しい。2009/07/13

tamagosandwitch

0
一貫したストーリーがあるわけではない2012/11/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/26433
  • ご注意事項

最近チェックした商品