中公新書<br> 福島正則―最後の戦国武将

中公新書
福島正則―最後の戦国武将

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 188p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121014917
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C1221

内容説明

賤ケ岳の殊勲で「七本鎗」筆頭と称えられ、華々しい戦功を重ねた福島正則は、武勇一点張りの粗暴な武将とも評される。だがその実像は、義理人情に厚く不器用なまでに一途に生きた人物である。幼少より秀吉に仕え、豊臣家の存続を願いながら、のち家康に与した「変節」も、泰平の世の到来を希求すればこその苦悩に満ちた決断であった。時の権力者から重用されながら戦国時代の終焉とともに凋落の途をたどった猛将の悲劇的宿命を描く。

目次

第1章 出世への道程
第2章 大名となる
第3章 羽柴清須侍従
第4章 旧恩と新恩
第5章 芸備入国
第6章 豊臣から徳川へ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

m

5
福島正則について知りたくて図書館で関連本を探してみたところ意外に少なくてびっくり。秀吉子飼いの武将としても、賤ヶ岳の七本槍の筆頭としても有名だと思っていたのは私だけだったのか。武闘派らしく脳まで筋肉で出来ているようなエピソードが多々あり。彼が活躍できたのは秀吉と家康体制だったからこそなのだと知った。2020年100冊目。2020/07/15

中島直人

4
学術的な論考に重点があり過ぎ、いまいち読後感が弱い。2015/08/25

テツ

2
福島正則好きなんだが理由は何だろうか。良くも悪くも、いや悪い側面が多いから晩年が不遇だったんだが、乱世の戦国武将その物な、荒々しく無粋な先の読めない不器用さが好きなのかもしれないな。……好きだとはとても思えない発言だけれど笑 仲良しの加藤清正が戦以外の場でも活躍したのに比べて、彼はどうしても政治的な駆け引きができなかったようで、その点で比べられて不当に貶められて可哀想に思うけれど、戦国武将なんてそれでいいんだと思う。華々しい戦功を重ねることができて一瞬でも輝ければそれでいいきっと。2012/10/27

へもとり

1
よく話に聞く福島正則のイメージとはまた違う側面の見える一冊で、文章も読みやすかったです。より一層興味が深まりました。2014/08/13

kazunoya

0
2003/10/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/64809
  • ご注意事項

最近チェックした商品