内容説明
高齢化、少子化の進行に伴って生産人口が減少する一方で、女性の高学歴化は進み、就業意欲も高まっている。女性の労働市場参入によって、税収は増え、家計所得が増加し、社会保障負担も減少するにもかかわらず、なぜ女性は非正規労働、補助的仕事に就かざるを得ないのか。はたらく女性をめぐる家族関係、雇用制度、社会システムをアメリカと比較しつつ検証する。福祉政策を基盤とする新しいパラダイム構築に向けた具体的提言。
目次
第1章 女性労働者はなぜ必要か
第2章 変化したアメリカ女性の生き方
第3章 日本の女性労働はこう変わる
第4章 日本的雇用慣行のなかの女性労働者
第5章 経済環境の変化と日本的雇用慣行
第6章 パースピレーションからインスピレーションへ
第7章 経済発展と家族の変化