目次
序章 大蔵省の誤算
第1章 改革案の評価
第2章 自民党と大蔵省―ライバル・パートナー・ネイバー
第3章 大蔵省・日銀改革のはじまり
第4章 大蔵省改革
第5章 中央銀行研究会における審議
第6章 金融制度調査会における審議
終章 大蔵省統制の終わり
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
日の光と暁の藍
6
本書のテーマは、大蔵省、日銀改革である。非常に硬派な内容であり、大蔵省改革を巡る政治過程をこれほどまでかというほどに詳述している。既得権を守ろうとする者と改革者との権力闘争。省庁改革のケーススタディとして政治を見る目が養われる感覚を覚えた。接待疑惑、隠蔽工作、住専問題などにより大蔵省改革が議題に上る。大蔵省と自民党の関係が、ライバル、パートナー、ネイバーと移り変わる中で、財政と金融の分離、日本銀行の独立性が叫ばれるようになる。本書の大筋の流れは第二章までで掴むことが出来る。三章以降は政治過程の詳述になる。2020/09/12
jfjun
0
新書だからと軽い気持ちで読んだら返り討ちにあう。そんな書籍です。覚悟して読まれたし。
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